今回の衆院選の投開票日はちょうど赤穂浪士の討ち入りの日と同じで、その歴史的「暗合」はニュースにもなっていた。ところで、忠臣蔵については、小林秀雄が江藤淳との対談「歴史について」でこんなことを言っている。「徳川封建主義などと子供みたいなことを
「伝説の」と言ってもいいであろう、一部で根強い人気と影響力を誇る映像詩人・佐々木昭一郎の約20年ぶりの新作にして初の劇場用長編映画『ミンヨン 倍音の法則』を、先週の金曜日、岩波ホールへ観に行った。事前にチェックしたYahoo映画の数少ないレヴュー
『三島由紀夫 亡命伝説』に続き、『ドストエフスキイと日本人』を再読した。本当は『明治天皇という人』を読みたかったのだけど、図書館になくて、代わりに書架にあった『ドストエフスキイと日本人』を久しぶりに手に取ることになった。『ドストエフスキイと
松本健一氏が亡くなった。 松本氏とは、2002年に柏の麗澤大学近くのジョナサンで一度親しく歓談させていただいことがある。当時麗澤大学の松本ゼミのOBの人と付き合いがあり、松本氏を囲んでのゼミ生の飲み会に誘われてお会いする機会を得たのだった。 ゼミ生
僕の最も好きな太宰の小説の一つに「黄金風景」がある。「黄金風景」は、子供の頃に散々にいじめた女中と、長じて後、東京で再会し、彼女が結婚し幸福になっている姿に打ちのめされつつ、その敗北感の中で主人公がかえって救済される話である。これは文庫だと
GHQによる日本解体プログラムの一環である祭日の改称のために「勤労感謝の日」などという俗称が流布しているが、正しくは新嘗祭という日本民族にとって最も大切なお祭りの日であった昨日、久しぶりに新刊書店に行ったら、山崎正一と串田孫一の『悪魔と裏切り
お彼岸の23日、マイミクの内山さんがレコメンドしていたこともあり、渋谷区文化総合センター大和田で開催されていた「死刑囚絵画展2005年〜2014年 大道寺幸子基金の10年」へ行ってきた。すでに刑死した人の作品も展示されていたから、これも一種のお彼岸の「
『エンドレス・ワイヤー』以来、8年ぶりのフーの新曲「ビー・ラッキー」。『エンドレス・ワイヤー』のオープニング曲「フラグメンツ」が思いっ切り「ババ・オライリー」風のシンセ・ロックだったのに対して、「ビー・ラッキー」は「リレイ」や「レッツ・シー
今年は第一次世界大戦勃発からちょうど100周年。史上初めて機械化された総力戦が現実のものとなった第一次大戦という未曾有の暴力的体験の中から、フロイトは彼の最も問題的な仮説「死の欲動」を導き出した。フロイトが「死の欲動」の仮説を提出した『快原理