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2014年07月29日16:50

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サイボーグ0039 『レッド』『豆の上で眠る』

http://youtu.be/aFv6q-YG-jE
サイボーグ0039、TV版第二作のオープニングMMDです。面白いよ。
クリプトン組6人+ハク・ネル・たこルカで9人のはずだが、何か寂しいと思ったら、ルカがいない。モデルが入手できなかったのか、間に合わなかったのか。残念。
消去法でいくと、ルカが007ですね。リンちゃんのピュンマは可哀想な気もする。
個人的好みでは、ジェットこそルカにやらせるべきだ。

小説と漫画を一冊づつレビューします。
・豆の上で眠る 作:湊かなえ
以前ほどの冴えが無くなってきたので迷ったが、本書は当たりだった。タイトルはアンデルセン童話から。教訓でも勧善懲悪でもない変な話で、子供のころ読んで今でも覚えている。

結衣子が小1のとき、二歳上の姉・万佑子が行方不明になった。残された家族の焦燥、疑心暗鬼が雲のごとく湧き上がる心情が克明に描かれる。現実にありがちな事件だけに生臭いほどの迫力があり、読むのが辛い。
母は変態男の仕業と決めつけて、毎日スーパーの店内を見張り、魔法少女アニメのグッズを買う成人男子を見つけようとする。こら待て。アニオタ男が変態なら、私の友人の八割以上が当てはまるぞ。

物語は急転直下の展開のあと、じっとりとした心理サスペンス劇へと姿を変える。途中で止められないほどの吸引力だった。読者を引き込む腕力は、現役作家の中でもズバ抜けている。予測不可能な結末が待っているが、あまりにもツイストが激しすぎてかえってチャチに見えるのが残念。でも少女の視点から見た家族小説+ミステリとして、充分に満足のいくレベルでした。
★★★★

・レッド 8巻 作:山本直樹
連合赤軍の顛末を描いた漫画だ。いよいよ凄惨な仲間殺し篇が幕を開けた。
つくづく感じたのは、「日本的だなあ」ということ。
「気絶するまで殴れ。息を吹き返したら革命戦士に生まれ変わっている」
「殴ることがこいつのためになるんだ」

「共産主義」や「革命」という言葉を「愛国心」や「大和魂」に変えたら、旧軍や封建的体育会そのままではないか。赤軍リンチ事件は左翼の挫折や革命の失敗という文脈で語られることが多いが、実質は日本人の精神風土に根付く草の根サディズムではないのか。サディズムに大義名分を与えてくれるのが、国や学校に対する忠誠心であるか左翼思想であるかの違いだけで、根は同じだ。★★★★
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