mixiユーザー(id:2615005)

2014年07月22日22:32

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「人衰」ヒロインがルカさんに似ていると聞いたので。

アーケードEASY「Acute」「雨のちSweet❊ Drops」でパーフェクト。だいぶ使ったけど、まだ2500ポイント残っている。まあこのくらいは残しておくか。

『人類は衰退しました』
冬コミで入手したとりからさんの同人誌で知った。逆輸入もいいとこ。妖精さんがミクを初めとするクリプトンボカロたちで、ヒロインとルカがお互いの顔を見て「にてるねー」と言い合う場面が気になっていた。で、三冊ほど読んだ。

・人類は衰退しました 1 作:田口ロミオ イラスト:戸部淑
なるほど、ルカさんに良く似ている。もっとも女らしい体型でピンクの長髪なんて、二次元には山ほどいるだろうが。
人類が衰退して、魔法を使える妖精さんたちが地球の主人となっている。ヒロインは人と妖精の間を取り持つ調停官として故郷に戻ってくる。
滅びゆく末期の人類がこんなに呑気に暮らせるわけがない、などと言うのは野暮なんだろうな。魅力的な設定の割には、あまり引き込まれるものがない。主人公が現代人の視点で語るのが興ざめだ。世界観の作り込みが徹底していない。というより、作者がそこまでやる気がないのか。ラノベにそこまで求めてはいかんのかな。
お菓子にこだわったりペーパークラフトを狩ったりするアイデアは、まずます楽しめた。★★★

・同上 2
「人間さんの、じゃくにくきょうしょく」
主人公が計量スプーンの魔力で小さく、おバカになってしまう。マシスン『縮みゆく人間』+アルジャーノンである。途中は『ガンバの冒険』。
「妖精さんたちの、じかんようじゅつ」
バナナの皮を踏むとタイムスリップする。同じ日を繰り返し、大勢の自分が集まってしまう。ドラえもんその他、山ほどある時間SFネタだ。

あちこちから拾ってきたネタを無節操に詰め込んだだけ。自分なりのキャラを用いてうまくまとめてはいる。★★

・同上 9
二冊で充分かと思ったが、最終巻なので読むことにした。
軌道エレベーターで月へ行く。幼稚な科学論議が鼻につく。SFと魔法や童話は相性が悪い。よほどのポリシーがないと、寿司にカレーをかけて食べるような変な味になってしまう。本書もそうだった。
妖精さんが精神エネルギー(なんだそりゃ)のようなもの、という結論にはゲンナリした。それはただの唯心論だ。
「願いは、いつかかなうよ」かないません。
「祈りが力となる」なりません。
何億人の人間がそんな妄言に騙されて地獄に落ちたことか。最も読みたくない種類の結末だった。★

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