表題の通り図解が詳細で、沖縄の自然や文化の全体像を掴むことができる。写真も豊富で、宮古島の与那覇前浜の見開き写真は、遠浅のトロピカルブルーの海が果てしなく続き、吸い込まれてしまいそうな心持ちになる。
沖縄の言葉の面での発見も色々あった。庶民の踊りカチャーシーが、「喜びも悲しみもかき混ぜて、みんなで分かち合う」という意味であることは、映画『島守の塔』で知っていたが、「カチャースン(かき回す)」という言葉が名前の由来とは知らなかった。耳慣れない沖縄の言葉も、元の意味を知ると合点がゆくものが多いのかもしれない。
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