吉岡道場との果し合いに勝利した武蔵の功名は高まるものの仕官の口は見つからない。佐々木小次郎は細川家に指南役として召し抱えられる。色々な理由と面子を保つために佐々木小次郎は武蔵に果し状を送り離れ小島で決戦が行われる。
いよいよ終焉を迎える内田吐夢監督と萬屋錦之介の宮本武蔵完結編。さぞや華麗な最終作だろう、と思っていたら意外と地味だった。
本作の佐々木小次郎はそんなに嫌な奴でもなく、武士として正々堂々と武蔵に向き合う。
勝負は呆気ないほどすぐに片が付いてしまう。武蔵は本当に強いということなのだろう。
一作目から執拗なまでに武蔵に恨みを抱いていたオババがあっさりと恨みを忘れ、いてもいなくてもどうでもいい又八も最後においしいところをさらっていく。
前作の方が完成度は高かったかな。
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