いろいろ残念な受賞です。いちばん気がかりなのは、「ノマドランド」の“遊牧民”たちを開拓時代のフロンティアになぞらえて賛美している輩が多いことです。僕はロシアのプーチンという独裁者に与するわけでも、中華思想に与するわけでもありませんが、あの映画をフロンティア精神とするのは、JFKが殺されて60年の今に言うことではないと僕は考えています。
アメリカが唱えた“民主主義”がトランプによって破壊されました。バイデンによってどこまで修復されるかに期待はしますが、それはアジアなどの友好国を称賛して取り込むというスタイルで実現できないことは明確です。
人類による地球破壊を、アメリカが率先して襟を正し、友好国にも強い姿勢で指導していかないと、新自由主義を模倣するロシアや中共の経済施策に、開発途上国が飲み込まれていくからです。
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