ボクの六大学野球仲間は今日神宮を欠席した。なぜなら横浜スタジアムに行くためだ。
ラグビーワールドカップ、POOL Bの初戦は南アフリカ対ニュージーランド。ここから決勝トーナメントに進むのはこの両チームであることだけは間違いないだろう。そして同組である以上決勝に進んで再戦があるとすれば決勝である。
サッカーのワールドカップでもそうだが、優勝候補とはこのグループリーグにチームをピークに持ってくることはない。ではこの試合の位置づけはどうなんだろうか。
単なるテストマッチか、戦力を隠すのか。しかし、試合を観ているにつけてそんな気持ちはどこかに吹き飛んでいた。
先に攻めたのは南アフリカ。開始早々にPGを決め3−0とリードし、さらにニュージーランド陣営で試合を進める。だが、ニュージーランドは落ち着いていた。相手のミスは絶対に見逃さない。縦に縦にと繋ぐ速い攻撃は一気にピンチからチャンスへと変貌した。
早速PGで同点に追いつくとその後2つのトライを奪った。
パントボールでの捕球のうまさ、細かい繋ぎ、ニュージーランドの落ち着きと強さは前半では十分に見せつけた。だが、後半・・・・
南アフリカは早速トライを奪うとお得意のドロップゴールで17−13と詰め寄った。この後は結局ニュージーランドに突き放されるが、ボクはこの時間帯の南アフリカの強さをニュージーランドがどう感じたのかと思う。
1対1、一人で数メートルは確実に獲得できる快速の個の強さと集散の速さ。ニュージーランドはこれまでW杯出場以来プール戦で負けたことがない。その連勝記録は伸ばしたが、南アフリカにとっては決勝を睨んだうえでこの試合を通じて虎視眈々という余裕を感じた。
2019年9月21日 ラグビーW杯 POOL B 1節(於 横浜国際競技場)
ニュージーランド23−13南アフリカ
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