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2016年11月05日23:16

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未来への駅伝・・・

遠くアメリカではシカゴカブスが108年ぶりの優勝を飾った。

108年・・・・

日本ではそんな長い歴史を持つスポーツ大会はない。夏の甲子園も今年で98回大会だ。競馬の天皇賞や目黒記念は100回を超えるがこれは年に2回行われていた・・・


そんななかで、今年で70回を迎える駅伝がある。

東葛飾地方中学校駅伝競走大会。

1948年に始まったこの大会はこれまで松戸、野田、流山、柏、我孫子、鎌ケ谷の6市の全中学校を対象に行われ、今まで参加辞退校はない。

全校参加であるこの大会はもちろん陸上強豪校もあるが、部員が揃わないチームはサッカー部や野球部からの助っ人選手を含めてもずっと参加してきた。もちろん、公立の中学である以上、スポーツ入学などはない。全国の優秀な選手が集まる野球やサッカーの強豪高校とは違うのだ。

その中での強豪校は指導者レベルで決まるのであって、スカウティングではない。

全国優勝の経験もある逆井中学の先生は柏日体に移動して、そこから強豪校ではなくなり、逆に柏日体が強豪になっていった。

このところは我孫子の白山中学と松戸の小金中学が数年優勝争いをしている。





今年は最後に白山中学が柏の西原中学を振り切って昨年の2秒差の2位の雪辱を果たした。

ボクがこの大会を初めて見たのは6年前、その時の2強と言われた我孫子中の高森君、常盤平中の安井君はともに都道府県対抗男子駅伝の中学の部で区間賞を取り、その後高森君は佐久長聖から東洋、安井君は市船から早稲田に進み今は主力となっている。

この略称東葛駅伝は警察の白バイ先導の公道で行われる駅伝である。陸上競技場や運動公園内でやるものではない。出雲や伊勢の駅伝なんていくら偉そうなことを言ってもたかが子供だ。歴史が違う。

第70回大会・・・

今日、J:COMの放送を見てぐっときた。

1948年、10市町村12チームで始まったこの大会は各校のレベル差はあっても全校で壮行会を行い、大会後には全校にその着順を示した表彰状が送られる。

これはすでに文化である。それは箱根駅伝にも負けない。ましてや伊勢や出雲のずっと上をいくだろう。

ここを走った選手たちが箱根で活躍することを願うファンは、それと同じくらいここでの普通の選手たちのこれからの飛躍を祈っている。

ここを走った地元の中学生が陸上だけではなくこの大会を通じて躍進してくれることを・・・だ・・・

真剣に陸上を志した選手も、他部から緊急参加した選手もこれだけ沿道からの一般市民の応援を受ける経験はそうはないのだから・・・


2016年10月15日 第70回東葛飾駅伝競走大会
1位 我孫子市立白山中学 1:40:48(2年ぶり10回目)
2位 柏市立西原中学
3位 流山市立常盤松中学
4位 野田市立野田第1中学
5位 我孫子市立久寺家中学
6位 我孫子市立我孫子中学
7位 我孫子市立湖北中学
8位 松戸市立小金中学
9位 柏市立六実中学
10位 野田市立野田北部中学

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