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2024年05月23日08:50

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神宮スズメの独り言2024春〜45〜戦国

今日は東都の第3週の3回戦。國學院対亜細亜。ここまでの國學院は亜細亜1回戦に勝っただけの1勝8敗。今日負けると最下位が確定する。しかし今日勝って勝ち点を1とし1敗したまま未消化となっている日大戦で連勝すれば最下位を逃れることができるのだ。これまで1勝しかしていないチームが奇跡の3連勝で残留を決めるのか。しかし國學院には不運が付きまとう。

國學院の先発坂口君は順調に立ち上がったが3回の裏、1死を取って1球を投じた後、故障が発生し降板してしまう。ここで緊急登板したのが鳴門高校出身の冨田遼弥君だった。

2年前の春、初戦で大阪桐蔭を相手に1−3で惜敗。その大阪桐蔭は2回戦を不戦勝したあとの準々決勝以降はすべて13点以上を挙げての優勝を飾る。夏も春の準優勝校の近江と初戦で当たって序盤はリードしながら敗れている。

その冨田君は國學院に進み1年春からマウンドを踏んではいたが、今日の痺れる試合でしかも準備の不十分ななかでの登板は少し過酷だったかもしれない。3回裏は2者を押さえるが4回表に國學院が先制した後の4回裏にはつかまってしまう。安打と内野ゴロで2死2塁から石川ケニー君に1塁線を破られて同点。この石川君も2年前の春夏で明秀日立の投手兼外野手として活躍した選手だ。

冨田君は結局このイニング限りだったが、しかし國學院は8回柳館君の本塁打で2−1と勝ち越す。しかしこの本塁打は疑惑付きだった。思いっきりライト線に引っ張った打球はもちろん距離は十分。あとは切れるかどうかだった。1塁側スタンドにいたボクにはもちろん判断はつかない。しかしそれでもボクはファウルだと思っている。

3塁側ベンチにいた亜細亜の正村監督が真っ先にベンチから飛び出してきて審判団に抗議したからだけではない。1塁ベース手前で打球の行方を追っていた柳館君お動きもおかしかったからだ。打球がスタンドに消えてから2塁塁審が右手を回すまでに若干の間があったのだ。もし柳館君が本塁打を確信したならその間など関係なく大喜びしてベースを周回するはずだ。しかしボールがスタンドインしてから審判の手が回るまでの少しのあいだには少しがっかりしたようなしぐさが見えた。

しかしジャッジが覆ることなどはない。だが9回には途中出場していた1年生の緒方君がこれは正真正銘の本塁打を左翼席に叩き込んだ。3−1。これで勝負は決した。エースのアクシデント、疑惑の本塁打、そして1年生のダメ押し弾。いろいろな要素が交錯して國學院はまだ首の皮1枚つながっている。

これで3チームが勝ち点1で並び最後の未消化試合である第4週の2回戦を迎える。まだ優勝も最下位も決まっていない東都。中央と青山は勝ち点を取った方が優勝。最下位争いも勝ち点をとったチームが残留となり、勝ち点を落としても勝率で上回るということは優勝争いにも最下位争いにもない。まさに戦国そのものだ。



2024年5月22日 東都大学野球春季リーグ戦 第3週3回戦(於 明治神宮野球場)
國學院
000 100 011 = 3
000 100 000 = 1
亜細亜

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