ホトトギスの花

ホトトギスの花が競って咲く時節です。
数年前までは、我が家の庭にも多くの株があり、ソバカス（？）だらけの赤紫の花を楽しんでいました。
何故過去形かと言いますと、ホトトギスの葉には毎年必ずルリタテハが卵を生み付けます。
そして、孵った幼虫があっと言う間に葉を食い尽くします。茎だけになったホトトギスの足元は糞だらけ。
ルリタテハの成虫はその名の通り、黒地に瑠璃色の模様を浮かべた美しい蝶ですが、その幼虫は「触るなよ、痛い目に遭うゾ」と脅しているかのような、何とも不気味な色・形です。
ホトトギスの花を守るには幼虫を殺さねばならず、それも可愛そうなので、ホトトギス自体を諦めた次第です。
ホトトギスの蕾は産毛に覆われていています。そしてルリタテハの幼虫も全身ツンツンのつので覆われています。
花と蕾と幼虫が逆光でシルエットで浮かび上がると、もうこれはモノトーンのモチーフです。

今日のカットは、ホトトギスの花とルリタテハの幼虫のシルエットイメージです。