本日はEASYのパーフェクト詰めが順調に行った。
「メランコリック」「おはヨーデル」「Finder」「Freely Tomorrow」の四曲。
一個でもsafe叩いたら失敗だ・・・というプレッシャーはなるべく忘れて、普通にプレイすればけっこう成功する。「After Burner」HARDでグレート。ルカの『サイレンス』を買い忘れていたので、購入した。
ところで記事の読み書きや動画鑑賞には支障がないけど、リニューアルしてから文章のコピーができなくなった。ページ丸ごとは可能だが、指定部分のコピーができない。レビューを書くとき不便で仕方がない。
コニー・ウィリスは、80年代初頭から現代に至るまで一線で活躍中のSF作家・・・らしい。不覚にも知らなかった。私が活字SF離れしたころにデビューした人だ。ギャップがあると、時々こういうことが起こる。そういえば神林長平もそうだな。まあ熱意があれば空白を埋めるのは難しくないが。
・空襲警報
ヒューゴー・ネビュラ両賞のどちらかを受賞した作品だけを集めたベスト選集である。二分冊のうちのシリアス編だと。受賞作だけで中短編集が出せるとは。数十年前なら感嘆するところだが、例の恥カルビの「左巻き女」とかいう風俗小説のおかげで、アメリカのSF賞に対する信頼は奈落の底に落ちてるからな。あてにならん。
読んでみると、やはりあてにならんかった。
表題作は、大学生がタイムトンネルでロンドン空襲を見物に行くだけの話。アイデアも機知もない。「歴史の背景には生きた人間がいたんだ」当たり前だろ。おまえは小学生か。『ナイルに死す』はありきたりなホラー、『最後のウィネベーゴ』はウィルスで犬が絶滅した世界の話。どちらも物足りない。
『マーブル・アーチの風』は、劣化して滅び行くものへの哀歌。SF大会に三十年近く皆勤している訳者(大森望)は、身につまされたという。これはよくわかる。大学時代の仲間に会うと、若かった連中がみな中年を過ぎ、敬愛を集めていた長老は鬼籍に入っている。どんなに楽しくても、不滅の物など存在しないのだ。
『クリアリー家からの手紙』さりげない日常から、実は人類が絶滅に瀕していることが徐々に判明する。ブラッドベリを思わせる佳作。好みに合ったのは、「マーブル」と本編だけだ。うーむ、ベスト選集がこのヒット率では、他に手を出す気になれないな。ユーモア編も買ってあるので、それは読むけど。★★
ログインしてコメントを確認・投稿する