不思議な短編小説集だったねえ。連作短編小説というのか、あまり読んだことのない作品形式だよ。思い出せないけど、過去あるにはあったな。なんだったかなあ。幕末の尾を引く明治から、戦後の暮らしを残す昭和までの時空を、それぞれの人模様が埋めていく。一
「アナと雪の女王」いわずもがな大ヒットアニメ。中で流れる”レリゴ〜・・”という歌は今でも歌い継がれる。レリゴ〜はLet it goなんですよね。Let it goで思い出したことがある。もうどのくらい昔のことだったか記憶もさだかじゃないが、R&B全盛期の頃、
先日の民主党の吊しあげ場での、NHK籾井会長の答弁の激情ぶりを見ていると、ことのさておきはおいといて、いい大人としてどうなのか、情けなくなる。だいたい顔つきがいけない。過日話題になったインターネットオタクの犯罪者の顔にそっくりだ。この手の顔は
アカデミー賞シーズンだからというわけでもないが、一昨年主演男優賞他、たしか三部門の賞に輝いた『ダラス・バイヤーズ・クラブ』を観る。実話に基づく物語だという。時は1980年代、エイズが蔓延し始め、ホモが罹る不治の病ではないかと治療薬もないころの話
田中慎弥が芥川賞を受賞したとき、選考委員の石原慎太郎のことを暗に皮肉った。それに対して応酬した石原慎太郎も石原慎太郎だが、田中慎弥の態度も洗練されていない印象がついてまわった。たまたまであるがタイトルにひかれ『神様のいない日本シリーズ』を手
朝日新聞のコラムに「小津安二郎のいた世界」というコラムがある。小津安二郎の作品は好きだから、折にふれての小津の一面を垣間知るという意味でもこのコラムは楽しみだ。きょうの朝刊に掲載されたコラムは、小津と志賀直哉の交流に関してだった。小津にとっ
二子新地にいる。多摩川をはさんで対岸は二子玉川。二子玉川といえばフタコネーゼというのかどうか知らないが、フタコライフと称されるくらいハイソな街だ。玉川高島屋に東急電鉄が開発したショッピングモール。高層ビルオフィスに高層タワーマンション。いっ
イスラム国と呼ぶと、そのうちほんとうに一国家なんじゃないかと勘違いしたり、世界のことなんざ興味を持たないひとたちからすると、はなから国だと疑わない可能性もある。そこで、ただの鬼畜集団なんだからISと呼ぼうぜとなった。NHKは律義にちゃんとISと呼
レスリー・ゴーアが亡くなったとチャコ氏の情報。68歳というのは、そんな年齢でもなかったのかという小さな感慨。”イッツ マイ パ〜リ〜”にしか聴こえなかった『IT'S MY PARTY』。『YOU DON'T OWN ME』も”ユー ドン ノー”と耳で覚えた聞き違い。懐
冷たい雨が降り始めた。中継では八王子辺りは吹雪のような映像。きょうは寒いらしい。きのうは三月中旬の陽気だったというのに。予報士はもう三寒四温に入ってきたと伝えていた。春への準備だと言いたいらしい。たしかにほんの少々寒さがゆるむ日もないではな
世界の報道自由度ランキング、日本が61位というのは正直驚いたねぇ。まあ規制というのは多少あるとはおもっていたけれど、61位とはねえ。そうとう規制されてるわけですよ。ほとんど客観的なことや、疑問、批判のたぐいは、書かれたり流れたりしてないとおもっ
今朝の新聞を埋めていた記事。ウクライナは停戦発効も怪しく今日も激しく戦闘状態。もう5000人も亡くなっているのだとか。ミャンマーでは少数民族コーカンの武装勢力と政府軍が銃撃戦を交わし、民主化とは名ばかりの内戦の日々。パキスタンではタリバーンがシ
インドでまた、日本人女性が強姦されるという事件があった。こういう事件がおきるとたいていそうだが、インドに詳しい有識者てのが出てきて、インドを旅行するにはなにに気をつけるか、などというもっともらしいことを述べたり、解説したりする。で、けっきょ
昨日は寒かったねぇ・・・関東界隈はこの冬一番の寒さなんだとか云ってたが、いやあ寒かった。多摩川を渡る風がこんなに冷たいものかとおもったり、暖房が入っているのに足もとが寒い。窓の外は雪でも降るんじゃないかとおもうような曇り空。この先、この冬一
CMというのは興味深いもので、たかだか15秒、30秒、90秒で世の中を写しだしたり、だらだら作るへたなテレビ番組より面白かったりする。なかには金の無駄遣いというしろものもあるにはあるようですが。ここのところやたら、北方領土は日本のものですとい
年明けからこっち雑事に追われる。いきおい立ち止まって、ものを考えたりする余裕がない。忙しいということなのかもしれないけれど、けっして中身が濃いということではないから、いささか消化がよくない。二月というのはなるほど短い。二、三日足りないという
東京地方はたいへんでした。一昨日から、降るぞ降るぞやってくるぞと雪騒ぎ。先週の雪より1センチ多めの3センチ予報。北国の人はあきれるかもしれませんが、東京という土地はインフラから暮らす人まで、なにしろ雪に弱い。3センチほどでも大恐慌というしだ
西の端に沈みこもうとする満月。大きさはじゅうぶんだが、色がいただけない。赤みを帯びたその月は錆びた火星のようだ。東に目を転じるとこれがまた朝日が昇る前の朝焼け空なのだけど、なんともいやらしいくすんだ色をしている。冬空にひとつだけ落ち残った柿
なにが呼んだか、ふと見上げれば満開の白い梅の花。そうか二月ともなれば梅の開花かあ。耳が痛くなるくらい北風が冷たいのによく咲くねえ。自然は律義というかたくましいよ。きょうは節分で、明日は立春。季節の節目だから節分。だから昔の節分は年に四回あっ