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2015年02月24日04:31

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『ダラス・バイヤーズ・クラブ』を観る

アカデミー賞シーズンだからというわけでもないが、一昨年
主演男優賞他、たしか三部門の賞に輝いた『ダラス・バイヤーズ・
クラブ』を観る。実話に基づく物語だという。
時は1980年代、エイズが蔓延し始め、ホモが罹る不治の病では
ないかと治療薬もないころの話。

テキサスの電気工にしてロデオ・カウボーイのロン・ウッドルーフは、
まあテキサンの典型と云うか野卑で女にだらしない独身男。
ある日、エイズに罹っていることがわかる。ホモでもないのにと
信じないが、余命30日と宣告され、いきなりエイズに関する猛勉強。
治療薬が開発されていないなか、製薬会社が役所や医者と結託して、
まだ副作用の多い新薬を出すやそれをこっそり試す。
ところが免疫力がより落ちていくことから、ロンは独自に未承認の
治療薬を密輸し始める。

自らが治験者となり意外にも持ち直し、延命にいたる。
この薬を他のエイズ患者にも分けてやろうとするが、違法のため
会員組織にして会員になれば薬をわけてもらえるという手法で
ダラス・バイヤーズ・クラブを立ち上げる。
これを製薬会社はじめ、FDA、行政府はよくおもわないわけで、
ここからロンと政府との闘いがはじまる。
ロンは密輸販売でしこたま儲けた金をつぎこみすってんてんになり、
敗訴するのだが、未認可の薬の一部はロンのおかげで認められる
ようになる。

余命30日と宣告された男は結局それから8年余りも延命の後亡くなる。
この主役ロンの役をマシュー・マコノヒーが演ずる。
見事なまでのテキサス南部人になりきり、エイズに羅患した姿の
ため21キロも減量した容姿は、ドルガバのモデルまでつとめた
マシュー・マコノヒーと、にわかにはわからない。
この芝居はオスカーはまぎれもなく彼のものだとおもわせるだけの
説得力がある。

マシュー・マコノヒーが出てくる映画ははずれがない、まったく。。。。

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