よくわからないCM

CMというのは興味深いもので、たかだか１５秒、３０秒、９０秒で
世の中を写しだしたり、だらだら作るへたなテレビ番組より
面白かったりする。
なかには金の無駄遣いというしろものもあるにはあるようですが。

ここのところやたら、北方領土は日本のものですというCMが
バンバン流れていた。
２月７日は北方領土の日だからというわけで、アピールキャンペーン
だったらしい。なんで２月７日というのはおいといて、CMを
大量投下する意味合いはいったいなんなんだろう。

誰に向けてアピールしているのか、主張しているのか、
よくわからない。
まさかロシア人に向けて放送しているのではあるまい。
日本国民に向けて忘れるなよ、というのならアタシたちは熟知
している。いや忘れている、知らなかったというひとが増えて
いるのだとしても、そんなことはあらためて告知する必要はない。
そんなことは国政を預かっているひとたちが頑張ればよい。

なにも高価な枠を買ってCMを流すことではないんじゃないのかな。
旧島民の人たちのために努力しているのだよ、というのなら
費用支出する税金をそのひとたちの保障に向ければいいじゃないか。
喜ぶのは広告代理店と民放という図式に無駄な税金使うのは
いかがなもんかねえ。

だいいち強欲なロシア人が、一度手に入れたものを手放すとでも
本気に考えているのだろうか。
ウオッカ漬けの脳みそ頭が、識字率の低いロシアンが、いまさら
日露和親条約なんてものを本気でとりあげるともおもえない。

もちろんエトロフ、クナシリ、歯舞、色丹は固有かどうかは
さておいて、返せ！という気持ちは１００％ある。
しかし、CMの費用対効果はあるかねえ、はたして。。。。