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日記一覧

◎パトゥル、祝福を受けるために列に並ぶ パトゥルが独りで歩いて旅をしているときのこと、パトゥルは、大規模なダルマの集会へ向かう途中のラマたちの一団の野営地を見つけた。パトゥルは托鉢をしにそこへ向かい、共に旅をしても良いか尋ねた。彼らは同意し

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◎とある僧の懺悔 シュリーシンハ哲学大学での、月に二回、僧たちが参加することを義務付けられている、ソジョンという懺悔の会の日のことだった。寺院に招集をかける合図の銅鑼が鳴った。皆は遅れないように駆けだした。手に杖を持って、継ぎはぎのフェルト

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◎シュリーシンハ大学での説法会 パトゥル・リンポチェは、シャーンティデーヴァの入菩提行論を説くために、シュリーシンハ哲学大学へと向かっており、それと時を同じくして、ある僧の一団が、その説法会に参加するために、シュリーシンハ哲学大学に向かって

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◎原生の氷河地帯でのニョシュルの修行 ある日、パトゥルはルントクにこう言った。「ゾクチェン・カント(原生の氷河地帯)に行って、瞑想しなさい。」 カント(原生の氷河地帯)は、パドマサンバヴァによって祝福された隠遁の地、洞窟の地帯である。そこは

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◎ルントク、後ろ歩きで学ぶ しばらくの間、ゾクチェン僧院の上方に位置する原生の氷河地帯にある隠遁所で、パトゥルは一日中瞑想をしながら暮らしていた。夕方になるとパトゥルは、クンキェン・ロンチェンパが著した「七つの宝蔵」をルントクに説いていた。

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◎パトゥルがルントクに心の本性を経験させる パトゥルとルントクはよく、ゾクチェン僧院の上方にある草原ナクチュンに続いている坂を、大きなモミの樹があるところまで登った。毎日、パトゥルは新しい「誰もいない場所」へと出向いて行って、独りで修行した

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