mixiユーザー(id:22004800)

日記一覧

2024書評149
2024年04月30日09:05

「蒼天の鳥」 三上幸四郎、講談社。図書館で予約して読みました。第69回江戸川乱歩賞受賞作。いい意味で物語の世界に入りやすい作品、やはり昔の時代設定にしたことで、江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズの過激版(普通にガンガン人死ぬから)かなと思いながら読

続きを読む

「ミステリーで読む平成時代 1989-2019年」 古橋信孝、平凡社新書。本日2冊目。電子書籍。難しく感じるような分析を分かりやすい表現で且つ分かるように説明しようとしている作者さんの意図が。伝わり、読んでて楽しめた。ただ、同じ作家さんの作品が複数紹介さ

続きを読む

「時空に棄てられた女 乱歩と正史の幻影奇譚」 長江俊和、講談社。本日1冊目。図書館で予約して読みました。うん?ミステリーとしてこれはありかい?反則なような気もするが。でも批判、否定しない。というかできない。何故なら江戸川乱歩さん&横溝正史さん、こ

続きを読む

「人狩人」 長崎尚志、角川春樹事務所。図書館で予約して読みました。面白い作品だったと思いますが、ちょっと不満というか残念だった点もありました。このストーリー展開&真相だと、かなりの大物が黒幕な訳で、一警察官では太刀打ちできないから、小物の悪が命

続きを読む

天皇賞(春)
2024年04月28日12:03

本日は天皇賞(春)。ここ数年、長距離界はそんなにレベル高いと思っていないので、どの馬が勝ってもおかしくないと思います。牝馬で天皇賞(春)を勝つのは相当難しいと思いますが、この面子で武豊騎乗だとワンチャンあるかもしれない。まあ、これだけ人気あると

続きを読む

「秘密の花園」 朝井まかて、日本経済新聞出版。図書館で予約して読みました。秘密の花園ってタイトルがめちゃくちゃしっくりくるかと言われると正直ちょっと微妙な気がする。予想以上に読み終わるのに時間かかったのは、知識がないのと専門的というか難解な文

続きを読む

「あなたに聞いて貰いたい七つの大罪」 信国遥、光文社。最近、光文社刊の作品、結構読んでるな〜。新人作家さんの登竜門?まあ、いわゆる新人作家さんの文学賞ってことだよね?個人的にはちょっと動機が弱い、ラジオでやる?そんなに都合のいい探偵いる?・・・、

続きを読む

「アンソロジー 舞台!」 近藤史恵、笹原千波、白尾悠、雛倉さりえ、乾ルカ、創元文芸文庫。創元文芸文庫だから、ミステリー感は皆無なのね、なるほど。プロの舞台って見に行ったこと無いんですよ。あくまでテレビやYouTubeとかの映像、ネットとかの情報からく

続きを読む

「鼓動」 葉真中顕、光文社。本日2冊目。重苦しい設定&ストーリー展開。こういうテーマなら致し方ない。ラストの怒涛のラッシュはインパクトあったし、考えさせられる内容だったし、多分良作なんだと思います。何故多分と書いたかというと、正直私の中では名作

続きを読む

2024書評141(2024年度99冊目)
2024年04月24日20:44

「米番記者が見た大谷翔平 ワールドシリーズ制覇へ第2章の幕開け」 ディラン・ヘルナンデス、サム・ブラム、志村朋哉、朝日新書。本日1冊目。個人的に真っ先に浮かんだのが絶妙に微妙なタイミングで出版したなと。通訳の事件が明るみになってい今、どうしてもこの

続きを読む

2024書評140(2024年度98冊目)
2024年04月23日20:20

「YT 県警組織暴力対策部・テロ対策班」 林譲治、光文社文庫。う〜ん、突っ込みどころ満載の作品。タイトル通りのストーリー展開だったり名作になっただろうな。何故このイニシャルの人が狙われるのか、どうやって事件を解決するのか、色々想像できるんだが、タ

続きを読む

2024書評139(2024年度97冊目)
2024年04月22日20:51

「中野のお父さんと五つの謎」 北村薫、文藝春秋。図書館で予約して読みました。やっぱり知らないことを知るって気持ちいいんだな。夏目漱石さんの話、なんか聞いたことあって、てっきり本当のことだと思ってました。松本清張の超有名作、1〜2回しか読んでない

続きを読む

2024書評138(2024年度96冊目)
2024年04月21日22:33

「神様のたまご 下北沢センナリ劇場の事件簿」 稲羽白菟、文春文庫。本日2冊目。文庫書き下ろし。表題作とラストの話がちょっとモヤモヤ感残ったのが残念でしたが、登場人物たちのキャラ設定もいいし、下北沢ならこういう劇場ありそうだし、舞台設定含め良かっ

続きを読む

2024書評137(2024年度95冊目)
2024年04月21日18:05

「ウナギの罠」 ヤーン・エクストレム、瑞木さやこ訳、扶桑社文庫。苦手海外作品、何とかクリアー。ウナギだけにつかみどころがない作品って例えようかと思ったら、折原一さんの帯のコメントに全く同じこと書いてあった。このトリックが成立する、当時スウェーデ

続きを読む

2024書評136(2024年度94冊目)
2024年04月20日21:07

「歌舞伎町の終活屋 伝説のホストが人生をお見送り」 柾木政宗、講談社。本日2冊目。正直なところ歌舞伎町のホストにいいイメージ持ってる人が世間にどれくらいいるの?私も申し訳ないがそんなにいいイメージは持ってない。この作品でいいイメージ持つ人は多少

続きを読む

2024書評135(2024年度93冊目)
2024年04月20日20:46

「ヒポクラテスの悲嘆」 中山七里、祥伝社。本日1冊目。シリーズ第何弾?全部読んだかも定かではないが、面白いシリーズだと思ってます。ただ主人公変えたの?って言いたくなるくらい、今回はあの方は出番少なかった。中山作品らしく、問題提起していて且ついつ

続きを読む

2024書評134(2024年度92冊目)
2024年04月18日22:10

「その音は泡の音」 平沢逸、講談社。図書館で予約して読みました。本屋で見かけて、普段こういう作品読まないんだけど読んでみた。よくある現実的な話が、気がついたら幻想的な話に変わってきて不思議な読後感に包まれた、そういう作品。読みなれていない分、

続きを読む

2024書評133(2024年度91冊目)
2024年04月17日22:02

「法外捜査」 石川渓月、双葉文庫。本日2冊目。なるほど、だから2ヶ月連続刊行第1弾なのね、続きが気になるラストだは。ちょっと言い方キツいかもしれないが、警察vs公安に元刑事とかの外部組織に加え、漫画にしか出てこないような不死身に近い傭兵とか殺し屋出

続きを読む

2024書評132(2024年度90冊目)
2024年04月17日21:49

「切断島の殺戮理論」 森晶麿、星海社。本日1冊目。う〜ん、ギリギリ反則アウトって感じかな、でも嫌いじゃないんだよな〜。こんな読者はほとんどいないだろうが、読み終わってまず感じたのが、十角館の殺人みたいだなと。十角館の殺人みたいに感じたのに反則だ

続きを読む

2024書評131(2024年度89冊目)
2024年04月16日21:01

「射手座の香る夏」 松樹凛、東京創元社。図書館で予約して読みました。めったに読まないSF。何故読まないかというと苦手だから。何故苦手なのかというと難解でよく分からないから。で、この作品手にとってみたんだが、予想の100倍読みやすかった。ふと、読み終

続きを読む

2024書評130(2024年度88冊目)
2024年04月15日07:37

「霧島から来た刑事 トーキョー・サバイブ」 永瀬隼介、光文社文庫。シリーズ第2弾。古賀さん、第2弾になって弾けっぷりがアップしたな。半グレから始まり新興宗教、政治家、元刑事が直面する事件がヘビーなはずなのに、軽く読めるのがこの作品のすごさだと思い

続きを読む

2024書評129(2024年度87冊目)
2024年04月14日21:24

「おまえは生きなければならない」 太田忠司、徳間書店。本日2冊目。電子書籍。読み終わって表紙見て(見てといっても電子書籍だけど)、表紙からくるイメージ通りの作品か否かでちょっと迷う。タイトル通りの作品ではあったが。ミステリーを読んだというより事件

続きを読む

2024書評128(2024年度86冊目)
2024年04月14日18:30

「冬に子供が生まれる」 佐藤正午、小学館。図書館で予約して読みました。正直佐藤さんの作品って得意じゃない。だから図書館に予約したんです。読み終わって感じたのは、やはり得意ではないなということと、買わずに図書館で正解だったなと。でも今までの佐藤

続きを読む

2024書評127(2024年度85冊目)
2024年04月13日22:33

「こまどりたちが歌うなら」 寺地はるな、集英社。素直に感想書きますが、この主人公のキャラ、身近にいたら間違いなく疲れます。毎日ヘトヘトになって。私なら職場行くのが憂鬱になると思います。では面白くなかったのかというと、途中から段々このキャラに慣

続きを読む

2024書評126(2024年度84冊目)
2024年04月12日20:36

「鳥人王」 額賀澪、光文社。図書館で予約して読みました。「ちょうじんおう」って読むんですよ、表紙でも分かるように棒高跳びの話なんです。「とりじんおう」とは読まないんですよ、表紙に書いてある漫才師、売れない芸人が主人公だからといって、笑い飯の伝説の

続きを読む

2024書評125(2024年度83冊目)
2024年04月11日21:08

「黄土館の殺人」 阿津川辰海、講談社タイガ。こういう本格ミステリーで文庫とはいえ約600Pの大作を文庫書き下ろしで販売、スゴいことだと思います。感謝してます。ただ、シリーズ重ねる毎に、言い方悪いが登場人物たちの癖の強さというか大袈裟な立ち回りとい

続きを読む

2024書評124(2024年度82冊目)
2024年04月10日20:33

「燃える氷華」 斎堂琴湖、光文社。第27回日本ミステリー大賞新人賞受賞作。個人的には面白い作品だと思いますがちょっと不満もあり。警察物って他の作品よりリアリティーさ重視する気がしてるんですが、素人を捜査というか連れていくのは、名探偵物ならまだし

続きを読む

2024書評123(2024年度81冊目)
2024年04月09日20:14

「夜の人々」 エドワード・アンダースン、矢口誠訳、新潮文庫。1937年の作品か〜。決して悪口ではないが、全体通してちょっと古めかしい、時代を感じる作品ではあった。でもこのたまに見かける設定、パターンだからこそ、ちょっと古い時代の方がすんなり作品に入

続きを読む

2024書評122
2024年04月08日09:12

「真夜中法律事務所」 五十嵐律人、講談社。タイトル通りの作品。この特異な設定で1冊書ける、作者さんの力量が感じられる作品だと思います。死者の使い方というか作品内での制限がちゃんと設定していたことにより作品が面白くなったと思います。この制限がない

続きを読む

2024書評121(2024年度80冊目)
2024年04月07日20:52

「検察官の遺言」 紫金陳、大久保洋子訳、ハヤカワ文庫。本日3冊目。電子書籍。海外作品と思えないくらい読みやすい。苦手な海外作品に少し慣れてきたのも理由の一つなんだろうが、それにしても読みやすい作品、しかも最初から最後まで飽きさせず且つインパクト

続きを読む