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日記一覧

今日の本棚495♪
2017年12月01日10:02

「人質の経済学」ロレッタ・ナポリオーニ村井章子(訳)実はこの本、経済学の本だと思って手に取ったんですよ。結構人の気を引く為の、過激なタイトルの本もあるので。中身は予想と全く違い、タイトルそのものでした(;^_^A中東や北アフリカ等で頻繁に行われて

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今日の本棚494♪
2017年11月17日23:01

「タッチ・ユア・ハート」須磨久善講談社NHKのプロジェクトXでも話題になりました。日本で初めてバチスタ手術に挑んだ心臓外科医、須磨久善の自伝的小説です。海堂尊「外科医・須磨久善」の中でも、ご本人が自伝を書かれているとのことで、楽しみにしていたの

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今日の本棚493♪
2017年10月24日14:01

「壁抜け男の謎」有栖川有栖角川書店(角川文庫)ノンシリーズの短編集。アンソロジーや雑誌に寄稿された、短めの短編が16話収録されています。著者による後書き、文庫版後書きに加えて倉知淳氏の解説も。「猛虎館の惨劇」阪神タイガースをテーマにしたアンソ

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今日の本棚492♪
2017年09月30日10:29

「地獄の奇術師」二階堂黎人講談社うーん、もしかしたら随分昔に読んでいたかもしれないのだけれど、内容は全く記憶に無かったのでおそらく初読ではないかと(;^_^A名探偵二階堂蘭子のシリーズで、更には彼女と記述者である兄、黎人が共に高校生の頃という物語

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■事実上の「失職宣告」…彫師有罪の大阪地裁判決で関係者に動揺広がる 「規制のあり方議論を」 (産経新聞 - 09月28日 01:57)http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=3&from=diary&id=4786781始めにこのニュースを聞いた時には、うわぁこれは彫り師の人

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今日の本棚491♪
2017年09月25日19:55

「聖フランシスコ・ザビエルの首」柳広司講談社(講談社NOVELS)聖フランシスコ・ザビエルの遺骸は、死後も腐敗することがなく、法王庁から奇跡と認定され今も聖事物として保管されている。鹿児島で新たに見つかったという「ザビエルの首」を取材した主人公は

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今日の本棚490♪
2017年09月21日23:37

「甘露梅 お針子おとせ吉原春秋」宇江佐真理光文社(光文社文庫)友人から借りました。普段読むのは時代物でも、捕り物帳とかミステリ寄りのものが多いので中々新鮮でしたね。夫に先立たれ息子も一人立ちした主人公のおとせは、お針子として吉原に住み込みで

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今日の本棚489♪
2017年09月16日23:29

「帰ってきた腕貫探偵」西澤保彦実業之日本社腕貫探偵シリーズの最新作。シリーズは5作目、になりますかね?「必然という名の偶然」もカウントすると6作目なのかな?4話の短編集です。とにかくどの話も手が込んでいて、ボリュームもあるし短編というより中編

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今日の本棚488♪
2017年08月07日21:53

「怖い絵のひみつ 「怖い絵」スペシャルブック」中野京子株式会社KADOKAWA著者のベストセラー「怖い絵」シリーズをテーマにした展覧会が開かれるということで、そこで公開される絵画の見どころを紹介するガイドブックです。正直、展覧会も行くし図録も買うつ

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今日の本棚487♪
2017年08月04日19:21

「ミス・マープルと13の謎」アガサ・クリスティ高見沢潤子(訳)東京創元社(創元推理文庫)かなり久々に読み返しました。ミス・マープル初登場の短編集。13話の短編が収録されています。解説は中島河太郎氏。最初に読んだのは小学生の頃、子供向けの全集でで

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今日の本棚486♪
2017年08月03日22:03

「追想五断章」米澤穂信集英社(集英社文庫)身内が貸してくれました。五つのリドル・ストーリー(結末のない物語)を盛り込んだ、本格ミステリ。解説は葉山響氏。古書店に居候する主人公は、ある女性から死んだ父親が書いた五つのリドル・ストーリーを探して

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先日から勉強している因果推論がとても面白いので、最近話題になっている『男子の欲情を煽るから、ポニーテール禁止。という校則』について考えていきたいと思います。因果推論とは、ある事柄に因果関係があるかどうか、見せかけの相関関係ではないのかを考え

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今日の本棚485♪
2017年07月02日20:59

「八月の六日間」北村薫株式会社KADOKAWAまず、品川巻とはどんなお菓子か検索してしまった。5話の連作短編集。主人公は山に魅せられ、文芸誌の編集の傍ら単独登山へと赴く。山での様々な出会いと、編集者ならではの本への想いが綴られる、穏やかな一冊。一話

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今日の本棚484♪
2017年06月30日00:23

「スナッチ」西澤保彦光文社ノンシリーズの長編ミステリ。大学卒業と結婚を控え人生の黄金期を迎えようとしていた22歳の主人公は、意識を取り戻した時53歳になっていた。空白の31年間に一体何があったのか。帯を見ただけでは分からなかったのですが、著者らし

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今日の映画館49♪
2017年06月29日18:07

「忍びの国」監督:中村義洋出演:大野智   石原さとみ   伊勢谷友介制作:日本2017年公開試写会の券が当たったので観て来ました!原作は未読。面白かったですよ〜!スピーディーな戦闘シーンも格好良かったし。のらりくらりとした主人公・無門に大野君

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今日の本棚483♪
2017年06月26日23:20

「幻視時代」西澤保彦中央公論社ノンシリーズの長編ミステリ。ある写真展で展示された18年前の写真には、死んだ筈の女子高生の姿が写っていた。幽霊なのか、もしくは彼女は生きていたのか。主人公の苦い高校生時代を経て、20年後の謎解き、というのはこの著者

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今日の本棚482♪
2017年06月26日10:05

「東尋坊マジック」二階堂黎人実業之日本社イケメンで博学、しかしやんちゃぶりが弾けてる名探偵水乃サトルのシリーズ。旅行代理店に勤める水野達は、ツアーの下見に訪れた東尋坊で銃殺事件に遭遇。一方、馬田刑事は再び発生した日本海各地での連続猟奇殺人事

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今日の本棚481♪
2017年06月23日21:44

「小暮写眞館」宮部みゆき講談社いやぁ、中々の厚さですよね。持ち運びにはちと厳しい。これを上下巻にしなかったのは、こだわりの理由があったんだろうけどすごいなぁ。シャッター商店街の古い写真館をマイホームにした花菱一家。主人公の男子高校生花菱英一

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今日の本棚480♪
2017年06月23日00:49

「日暮らし」宮部みゆき講談社(上下巻)「ぼんくら」から始まったこのシリーズ。間に短編も挟んでいたので、思えば遠くへ来たもんだ…みたいな心持ちです。同心・井筒平四郎とその甥・弓之助。岡っ引きの政五郎やおでこ、お徳や佐吉といった面々が揃い踏み。

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今日の本棚479♪
2017年06月15日12:24

「ばんば憑き」宮部みゆき新人物往来社(新人物ノベルス)江戸の怪異譚、6編。「お文の影」には「日暮らし」の岡っ引き政五郎が登場したり、「討債鬼」には「あんじゅう」の青野利一郎達が出たりと、他シリーズの番外編も含まれています。「お文の影」は読ん

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今日の本棚478♪
2017年06月15日00:06

「必然という名の偶然」西澤康彦実業之日本社(実業之日本社文庫)腕貫探偵シリーズの舞台、櫃洗市で起こる事件を纏めた連作短編集。腕貫探偵は登場しないので、番外編といったところでしょうか。6話の短編が収録されています。解説は法月綸太郎氏。やっぱり

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今日の本棚477♪
2017年06月13日23:08

「貴族探偵」麻耶雄嵩集英社シリーズ物の連作短編、5話が収録されています。著者のミステリの中ではシリーズ物らしいライトなノリで、読後感も良く気楽に読めます。謎を解く探偵役は、自らを貴族探偵と名乗り、本名も知れない謎の人物。労働は使用人がするこ

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今日の本棚476♪
2017年06月13日00:54

「黒髪に恨みは深く 髪の毛ホラー傑作選」東雅夫(編)角川書店(角川ホラー文庫)ページを開いた途端、うわっ!髪の毛挟まってる!と、ぎょっとしたのですが、これは装丁の妙。古本を手にする機会が多いと珍しいことではないのですが、誰でも経験があるだろ

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今日の本棚475♪
2017年06月06日23:39

「二歩前を歩く」石持浅海光文社6話の連作短編集。スリッパがひとりでに歩く、浴室の照明が勝手に点く、ガソリンが増えている、等々。様々な謎があり、推理があって、謎解き役も存在するのですが。これはホラーなんですねぇ。怖いよぅ…。単行本用書き下ろし

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今日の本棚474♪
2017年06月06日18:21

「わたしたちが少女と呼ばれていた頃」石持浅海祥伝社(NON NOVEL)日常の謎系、青春ミステリ。著者の作品では数少ないシリーズ物の名探偵、碓氷優佳の高校生時代を描く7話の連作短編集です。語り手であり、優佳の親友である小春のキャラクターがいいですよ

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今日の本棚473♪
2017年06月05日23:01

「中野京子と読み解く 運命の絵」中野京子文芸春秋著者の新シリーズ。画家の人生を変えた1枚や、歴史や神話での運命の瞬間を捉えた1枚など、様々な運命の絵を取り上げた1冊。ジェロームの「差し下ろされた親指」や、アルトドルファー「アレクサンドロスの

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【ボイマンス美術館所蔵 ブリューゲル「バベルの塔」展16世紀ネーデルラントの至宝ーボスを超えてー】東京都美術館で行われた、バベルの塔展に行って参りました。もうね、とにかく展覧会で語られていたけど、ミクロとマクロの両方を突き詰めた凄い絵でしたよ

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今日の本棚472♪
2017年05月27日01:40

「幻想即興曲 響季姉妹探偵 ショパン篇」西澤保彦中央公論新社ショパン篇、ということは他にもあるのかな?とシリーズ化を楽しみにしております。ところでこれ、実は古本屋で購入しちゃったんですけど。…著者謹呈と書かれてる紙が入っててですね。どんな経緯

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今日の本棚471♪
2017年05月25日23:19

「見えない復讐」石持浅海角川書店7話の短編からなる連作短編集。主人公達は、ある法人に復讐を果たそうとするテロリスト。ただし作戦は年月を掛けて、決してテロとは気付かれない方法で、じわじわと相手を追い詰めていく…。1話目の「セミの声」は、以前ブ

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今日の本棚470♪
2017年05月24日16:08

「マリオネット・エンジン」西澤保彦講談社(講談社NOVELS)ノンシリーズのSFホラー短編集。6話が収録されています。「シュガー・エンドレス」は、白砂糖中毒の怖さを書いたホラー。これ読んだらちょっとドリンクバー控えようって気になりました。清涼飲料水

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