「幽女の如き怨むもの」三津田信三原書房戦前、戦中、戦後に渡る三軒の遊郭で起きた花魁が絡む不可解な連続身投げ事件。誰もいない筈の三階から聞こえる足音、窓から逆さまに部屋を覗き込む何か……。刀城言耶シリーズの八冊目、長編。シリーズの中でも今回は
「水魑の如き沈むもの」三津田信三原書房奈良の山中の村で、珍しい雨乞いの儀が行われるという。村に豊かな水をもたらす湖には、水魑という神様がいるとも。その儀式の最中、刀城言耶の眼前で事件は起こる。刀城言耶シリーズの六冊目、長編。タイトルの読みは
「のぞきめ」三津田信三株式会社KADOKAWA(角川ホラー文庫)辺鄙な貸別荘地を訪れた大学生達は、禁じられた廃村に紛れ込み恐るべき怪異に見舞われる。民俗学者が昭和初期に残したノートから、そこはの異名をもちという憑き物の伝承が残る、呪われた村だったこ