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日記一覧

今日の本棚532♪
2019年12月15日11:16

「ナニワ・モンスター」海堂尊新潮社関西最大の都市浪速で新型インフルエンザ『キャメル』が発生する。経済的封鎖による壊滅的打撃、裏で蠢く巨大な陰謀。ナニワの風雲児・村雨府知事はこの危機を打開できるのか。現場の医療従事者を想像をすると、胃が痛くな

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今日の本棚531♪
2019年11月25日20:40

「玉村警部補の災難」海堂尊宝島社(宝島社文庫)バチスタシリーズのスピンオフ。規格外のキャリアでスピード狂の電子猟犬(デジタル・ハウンドドッグ)こと加納警視正と、振り回される桜宮警察署玉村警部補コンビの短編集。四話が収録されています。「東京都

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今日の本棚530♪
2019年11月24日09:57

「一行怪談」吉田悠軌PHP研究所(PHP文芸文庫)1ページに1つ、句点1つの文章で構成された怪談集。挿絵もふんだんに。幻想的で奇妙で不思議な世界が広がっています。(古)

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今日の本棚529♪
2019年09月22日17:40

「運命の絵 もう逃れられない」中野京子文藝春秋シリーズの2作目。描いた画家、時代、描かれたモデル。コントロール不能な人生の流転。運命的な名画を紹介していく1冊です。表紙にもなっているマネの代表作「フォリー・ベルジェールのバー」ここまで見どこ

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今日の本棚528♪
2019年08月16日16:51

「三階に止まる」石持浅海河出書房新社ノンシリーズの短編集。様々な雑誌に掲載された、短編8話が収録されています。本格ミステリからホラーまで、バラエティ豊か。「院長室 EDS 緊急推理解決院」は、二階堂黎人氏企画のアンソロの一編。病院のER(救急救命

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今日の本棚527♪
2019年08月13日23:00

「Rのつく月には気をつけよう 賢者のグラス」石持浅海祥伝社前作「Rのつく月には気をつけよう」の続編。それぞれ結婚した大学時代からの友人3人が、家族ぐるみで仲良くしつつ美味しいつまみとお酒で卓飲みしつつ謎も解き明かす連作短編集。7話の短編が収

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今日の本棚526♪
2019年07月28日23:13

「怖いへんないきものの絵」中野京子早川いくを幻冬舎「怖い絵」の中野京子氏と、「へんないきもの」の早川いくを氏がタッグを組んだ1冊。絵画に登場する変な生き物を、生物としての観点、歴史や芸術としての観点から解説していきます。よくありますよね、ち

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今日の本棚525♪
2019年07月25日23:37

「山怪 山人が語る不思議な話 弐」田中康弘山と渓谷社第二弾が出るとは嬉しい限り。私たちのすぐ側に存在する異界、山での怪異を著者が聞き集めた一冊です。前作ではマタギから聞いた話が多い印象でしたが、今作では杣人・林業に携わる人や修験道の修行を行う

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今日の本棚524♪
2019年06月24日00:32

「陰陽師 蒼猴ノ巻」夢枕獏文芸春秋陰陽師シリーズの13冊目。10話の短編が収録されています。「鬼市」初っ端から兼家。ほんっとこいつ懲りねぇなぁ。まぁ晴明からしたら、いいお得意さんなのかもしれませんが。「からくり道士」最後まで照れてる志和殿がかわ

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今日の本棚523♪
2019年05月21日22:11

「陰陽師 酔月ノ巻」夢枕獏文芸春秋陰陽師シリーズの12冊目。9話の短編が収録されています。面白かったのは「首大臣」再登場の兼家がほんっとに安定のクズ〜〜〜!!毎度のことながらほんとこいつどうしようもねぇなあ。「新山月記」は、あの有名な中国の古典

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今日の本棚522♪
2019年05月19日20:10

「二度読んだ本を三度読む」柳広司岩波書店(岩波新書)若い頃に読んだ名作を今、再度読み返して読者に紹介しようという読書案内本。18作が紹介されておりますが、ミステリ作家である著者ながら意外にもミステリはドイルの「シャーロック・ホームズの冒険」の

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今日の本棚521♪
2019年03月31日19:09

「ミステリ国の人々」有栖川有栖日本経済新聞出版社日本経済新聞で連載されたエッセイを纏めたもの。主役脇役問わず、ミステリ界の魅力的な登場人物をピックアップしています。本格ミステリに造詣の深い著者の、皆様ご存知名探偵から知られざる名作まで、バラ

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今日の本棚520♪
2019年03月25日09:36

「希望荘」宮部みゆき文芸春秋(文春文庫)杉村三郎シリーズの4冊目。私立探偵として開業した主人公の、4話の中編が収録されています。解説は杉江松恋氏。うっかり5冊目の「昨日がなければ明日もない」の感想を先に日記に書いてしまったのですが、一応順番

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今日の本棚519♪
2019年03月21日09:27

「ソロモンの偽証」宮部みゆき新潮社結構前に読み終わっていたのですが、感想をどう書けばいいのかに悩んで放り出していたやつです(^^;とにかくまぁ分厚さで有名な小説でして、私はハードカバーで読んだのですが厚みが1冊につき3.5センチくらいはありますね

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今日の本棚518♪
2019年03月18日11:03

「中野のお父さん」北村薫文芸春秋8話の連作短編集。日常の謎系ミステリ。出版社に勤める主人公が出会う謎、相談するのは中野の実家に住む高校国語教師のお父さん、であった。如何にも著者的な、安楽椅子探偵物vvv円紫師匠シリーズや、著者自身とも重なりつ

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今日の本棚517♪
2019年03月17日20:28

「鎮憎師」石持浅海光文社タイトルは「ちんぞうし」と読みます。作中の登場人物の造語。まずタイトルの意味がなんぞや?ってなるんですけど。その直後に来る序章の衝撃が強すぎて頭から吹っ飛ぶ。第四章まで読んで、そういえばタイトルの意味って…?と思い出

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今日の本棚516♪
2019年03月16日09:22

「殺し屋、やってます。」石持浅海文芸春秋7話の連作短編。650万で殺しを請け負う(別料金によるオプションもあり)主人公の元に入る依頼。しかし標的には、毎晩公園の水飲み場で黒い水筒を濯ぐという不可解な行動があった。どこまでも合理的な考え方をする

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今日の本棚515♪
2019年03月15日19:50

「てのひら怪談 辛卯」加門七海・福澤徹三・東雅夫(編)ポプラ社(ポプラ文庫)ネット上で公募された、上限800字原稿用紙2枚分、文庫だと見開き2ページに収まるコンパクトな怪談100篇が収録されています。実話・創作どちらでも可。プロアマ問わずというこ

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今日の本棚514♪
2019年03月14日10:50

「からくりがたり」西澤保彦新潮社8話の連作短編が、最終的に1本の長編になるラスト。ミステリのようなホラーの様な。趣のある1冊です。著者の作品の中ではイヤミス寄り。(図)

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今日の本棚513♪
2019年03月09日12:52

「まっすぐ進め」石持浅海講談社5話からなる連作短編小説。書店で見かけた美しい女性は、何故か左手に腕時計を2つ嵌めていた。日常の謎的ミステリですが、一人の女性の過去を紐解いていく物語でもあります。「晴れた日の傘」には思わず涙ぐんでしまいました

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今日の本棚512♪
2019年03月07日00:42

「黒後家蜘蛛の会 1」アイザック・アシモフ池央耿(訳)東京創元社(創元推理文庫)科学者、弁護士、作家、暗号専門家、画家、数学者等その分野の専門家が集う黒後家蜘蛛の会(ブラック・ウィドワーズ)。月一で行われる会食では一名ゲストが招かれ、皆を楽

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今日の本棚511♪
2019年01月27日14:15

「昨日がなければ明日もない」宮部みゆき文芸春秋杉村三郎シリーズの第5弾。三話の中短編からなっています。私立探偵となった杉村に持ち込まれる、女性の絡んだ依頼。自殺未遂をし消息を絶った主婦、訳あり家庭の新婦、自己中シングルマザー…。どうしてこう

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今日の本棚510♪
2019年01月09日20:49

「怪談狩り 市朗百物語」中山市朗株式会社KADOKAWA怪異蒐集家著者が纏めた怪談百篇。淡々とした語り口が、しみじみと怖さを煽ります。「六甲山の展望台」のような、特定の場所に因んだもの。「むすんで、ひらいて」のような、タクシーという業種に因んだもの

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