「よって件のごとし 三島屋変調百物語八之続」宮部みゆき角川書店三島屋変調百物語シリーズの8冊目。三話の中編が収録されています。よくここまでネタが尽きずに続けられるなあと思っていたのですが、今回は子供の異世界成長譚・異類婚姻譚・ゾンビパニック
「うわさの怪談」吉田悠軌三笠書房(王様文庫)実話風怪談が33編。序文にて「この怪談は全て、本当にあったかもしれない話」として紹介されています。なので厳密には実話怪談ではないし、フィクションも織り交ぜられているのかも。ヴィジュアル的に怖い話が多
「名作絵画で見る 幻想怪物たち」鉄人社有名な絵画や彫刻を参照して、ファンタジー世界の怪物等を紹介する一冊。2013年発行の、コンビニペーパーバックですね。ジャンルは幅広く、西洋絵画がメインですが、インドやアジア圏のものも多少。タイトルには怪物と
「ドクター・スヌーピーの犬の気持ちがわかる本」ドクター・スヌーピー(作)チャールズ・M・シュルツ(絵)鷺沢萌(訳)講談社(講談社文庫)著者はスヌーピー。子供たちからの犬猫に対する質問を、スヌーピーが答えてくれるQ&A本です。イラストはフルカラ
「災厄の絵画史」中野京子株式会社日経BP日本経済新聞出版(新書、日経プレミアシリーズ)西洋絵画に描かれてきた災厄。パンデミック、飢餓、天変地異、戦争を、歴史的背景と共に紹介する一冊。いつも著者の本はさくさく読めるんですけど、今回は題材が重い所
「忌物堂鬼談」三津田信三講談社(講談社文庫)得体の知れぬ何かに追われ、助けを求めて遺仏寺を訪れた由羽希。所有するだけで祟られるという「忌物」であふれた本堂で、住職の天山天空は彼女も忌物を持っていると告げる。由羽希は天空が調査をするあいだ毎夜
「浦島太郎の真相 恐ろしい八つの昔話」鯨統一郎光文社(KAPPA NOVELS)桜川東子シリーズの2冊目。8話の連作短編集。全作に引き続き、今回は日本の昔話の新解釈を絡めてのバーでの謎解き。懐かしい小ネタ雑談も健在です。全作のラストから今作にしれっと続
「九つの殺人メルヘン」鯨統一郎光文社(KAPPA NOVELS)桜川東子シリーズの1冊目。メルヘンを題材にした9話の連作短編集。バーに集まる4人で事件の推理に華を咲かせる、安楽椅子探偵物。全ての事件にグリム童話などのメルヘンを絡ませ、その話の新解釈を語