「2分間ミステリ」ドナルド・J・ソボル武藤崇恵(訳)早川書房(ハヤカワ・ミステリ文庫)ショートショートの推理クイズ集。見開き2ページ程の事件が、71編収録されています。収録作の執筆開始が1963年頃から。翻訳されたこの本の初版が2003年発行で、私が
「山魔の如き嗤うもの」三津田信三原書房村の成人の儀式から、忌み山に入ってしまった青年が遭遇する数々の怪異。更には忌み山に住む一家が忽然と姿を消した。謎を解こうと訪れた言耶の前で、次々と新たな殺人事件が起こる。刀城言耶シリーズ、四冊目の長編。
「そこに無い家に呼ばれる」三津田信三中央公論新社知り合いの編集者・三間坂が作家の元に持ち込んだのは、家そのものが幽霊であるという三つの怪奇譚だった。幽霊屋敷シリーズの三冊目。三つの挿話が一つの長編を形作ります。相変わらず怖い。「あの家に呼ば
「絵解き5分間ミステリー」ローレンス・トリート矢口誠(訳)扶桑社(扶桑社ミステリー)問題文と事件現場のイラストを見ながら謎を解き明かすクイズ本。24問が収録されています。相変わらず、ネーミングセンスが凄い。そして滲み出るユーモアにも、にやりと
「わざと忌み家を建てて棲む」三津田信三中央公論新社著者は怪談仲間である編集者から、忌まわしい事件が起きた家を繋ぎ合わせた妙な屋敷の存在を聞かされる。屋敷に関係した人間の手記を読み進める内、著者自身にも不審な怪異が起こり始める。幽霊屋敷シリー
「運命の絵 なぜ、ままならない」中野京子文藝春秋名画に描き込まれた、また裏に隠された運命を紹介する一冊。シリーズの3作目。エドワード・マシュー・ヘイル「プシュケと玉座のヴィーナス」こんなに美しくないヴィーナス、中々ないですよね。ゴヤの「マド