原節子主演作品、『緑の故郷』(渡辺邦男 監督、1946年)。戦場で捕虜になるよりは自決させてくれ、そして故郷の家族には戦死したと伝えてくれ、という戦友の願いを聞き入れて、手流弾を手渡した男が生き残って男の家族に会いに行きます。「戦友愛を捨てろ」
『嫁ぐ日まで』島津保次郎監督、1940年。島津保次郎監督の「保次郎」を、小津安二郎の母親が真似したような解説も書かれていますね。それはともかく、びっくりしたのは杉村春子が女学校の音楽の先生として本人がピアノを弾いているシーン、Frederich Kreisler
原節子のレア作品?、『慕情の人』を観ました。(丸山誠治 監督、1961年)〜ラピュタ阿佐谷にて。迫力の大画面に和服姿、未亡人役の原節子40歳が貫禄の演技。原節子の恋役が三橋達也とはちと役不足か。原節子の義理妹演じる白川由美はまだ20代か。原節子が取
「アメリカにおける公共性、革命、国家」金井光太朗著、1995年、木鐸社、257ページ、を読み終えました。ピルグリムファーザーズの時代から独立戦争直前までの米国成り立ち初期の様子を少し深く学べたような気がします。
久し振りに原節子主演映画を観ました。『女因と共に』久松静児 監督、1956年、東宝。実在した女囚管理者を題材にされた脚本、との事。原節子が人間、それも女囚達を管理する仕事ながらも管理という仕事をこなす事の難しさに戸惑いながら人間としての未熟さを
『女の暦』1954年、壷井栄原作、久松静児監督。小豆島の坂手村出身の壷井栄は「二十四の瞳」に限らず、郷土愛が強いんですねえ。この映画でも存分存分に小豆島の魅力が伝わります。田中絹代、花井 蘭子、轟夕起子、杉葉子、香川京子、が演じる五人姉妹は、上
キューバ映画「Fabrica de humo」2007年、Adrian Replanski y Leonid Lopez、6月4日に東大駒場にて上映と討論。与えられた職業を有無を言わずに全うした革命世代と、選択の余地について思い考え込んで父親の世代とギャップを拡大させる息子世代とのコンフリク