mixiユーザー(id:15218407)

日記一覧

アレクサンドラ・スム ヴァイオリン・リサイタル(5月31日、浜離宮朝日ホール)スムを聴くのは日本フィルとのシベリウス「ヴァイオリン協奏曲」、都響とのグラズノフ「ヴァイオリン協奏曲」に次いで今回が三度目。やっと彼女の真価が聴けた。特に後半が素晴

続きを読む

イラン・ヴォルコフ指揮のバーンスタイン「交響曲第2番《不安の時代》」は、すっきりとした見通しの良い演奏。最大音量でも音は混濁しない。絶対音楽的とも言える。その分、この作品に秘められた「不安感」、「閉塞感」はあまり出ない。後半のショスタコーヴ

続きを読む

小泉和裕 東京都交響楽団 アレクサンドラ・スム(ヴァイオリン) (5月28日、東京文化会館大ホール)ドヴォルザーク「交響曲第7番」はシンフォニックな演奏だった。ドヴォルザーク特有の、素朴さ、懐かしさ、温かさという要素、民族色は希薄だ。その代わ

続きを読む

アンジェラ・ヒューイット J.S.バッハ「平均律クラヴィーア曲集」第1巻(5月22日、紀尾井ホール)             ヒューイットの演奏は、様式的には端正で誇張や恣意性、あるいは情感に溺れるということはないが、整って様式的にも完璧な中にも、

続きを読む

沼尻竜典 神奈川フィル マーラー「交響曲第9番」(5月19日、横浜みなとみらい 大ホール) 第4楽章が素晴らしかった。張りのあるヴァイオリン群の強靭な響き。厚みと重みのあるチェロとコントラバスが充実した響きを創り出す。コーダの「死に絶えるような」

続きを読む

アレクサンドル・ラザレフ 日本フィル ストラヴィンスキー「ペルセフォーヌ」(日本初演)(5月18日、サントリーホール)語りと音楽によるストラヴィンスキーの新古典主義時代(1934年初演)の50分前後の作品。ラザレフ日本フィルは作品の抒情性をよく表現

続きを読む

ジョアン・ファレッタ 新日本フィル 山下洋輔(ピアノ) (5月18日、すみだトリフォニーホール)明快な指揮でスケール感もある。女性らしい柔らかな響きは、新日本フィルの持ち味とも相性がいい。写真:ジョアン・ファレッタ(c)Mark Dellas 続きはベイ

続きを読む

ヤデル・ビニャミーニ 読響 アルベナ・ダナイローヴァ(ヴァイオリン)(5月15日、サントリーホール)旋律をよく歌わせ、音楽からドラマティックな響きを創り出すビニャミーニ。オペラとコンサートの両輪を持つ指揮者として今後も注目していきたい。写真:

続きを読む

フロリアン・ノアック ピアノ・リサイタル(5月14日、武蔵野市民文化会館小ホール) ピアニストにも様々なタイプ、志向があることをフロリアン・ノアックは1990年ベルギー生まれのフロリアン・ノアックの演奏を聴きながら考えていた。テクニックは申し分な

続きを読む

アンティエ・ヴァイトハース(ヴァイオリン) 齋藤友香里(指揮)東京交響楽団世界最高の弦楽四重奏団「アルカント・カルテット」の第1ヴァイオリン奏者、アンティエ・ヴァイトハースが弾くヴァイオリン協奏曲名曲3曲。完璧とはこういうことを言うのか。ヴ

続きを読む

初めて聴いたヴォンドラチェック。将来が楽しみなピアニストだ。圧倒されるテクニックと強い打鍵だけではなく、繊細な表現から、レガートで美しく旋律を歌わせることができるまで、引き出しが多い。人懐こい笑顔のヴォンドラチェックは親しみを感じさせ応援し

続きを読む