遭遇三たびの日の記

八王子は今日も快晴。
相変わらず午前から暑いくらいの陽気だった。
その暑いくらいの空き時間喫煙中、ようやく職場植え込みにて今季初の遭遇を果たす。
いつも目を光らせた甲斐があったというもの。
植え込みの常連、マミジロの雌個体がそこに居た。
否、おわした。
慌ててスマフォを取りに戻り撮りに成功。
儂が撮るまでちゃんとそこで待ってるところが偉い。
続いてその後の公園散歩時へと舞台は移る。
いつもの出入り口脇地上の境界ブロック上におわした。
チラっと視界の隅に入った独特の動きはハエトリに相違ない。
しゃがんで目を凝らす。
やはりそうだった。
デカい第一歩脚とおわし場所からして、アオオビ雄の若齢個体だと思うが定かでない。
その後素晴らしい一幕を見せてくれたので、同定の方はどうでもよくなった。
儂がスマフォを構えたそのとき、１体のアカダニが彼の近くを通りかかった。
あ、と思った途端、彼がアカちゃんに飛びかかった。
すかさず撮影、非情なる弱肉強食の世界を画像に残す。
確認したところ、哀れなるアカダニさんの体液を吸いながら、アオオビ坊や（たぶん）はしっかりカメラ目線を決めていた。
時間は一気に夜へ飛ぶ。
珍しく一緒の帰宅となった妻が呼ぶ。
早く、早く、と急きたてる。
台所に行って見ると白い食器棚の側面に黒っぽいハエトリがおわした。
アダンソン雄、これはすぐ分かる。
勿論撮影。
以上遭遇三たび。
さらにその後、流し台をウロつく件のアダンソンを居間へ移動させるも見失う、というオマケ付きのハエトリ特異日になったのだった。
三日月の美しい姿も拝めてありがたい一日がそろそろ終わろうとしている。