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日記一覧

終わりよければ・三度
2015年12月31日22:08

「『三度』と書いて『みたび』と読むんだね」「ああ、今変換して分かったわけだな」「で、いよいよ今年も終わりなわけだけど」「分かってるよ。また昨年の大晦日を振り返ったんだろ?」「そうそう」「で?どうだった?また心境的には同じような感じか?」「い

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【居酒屋】あやかしが群れ集う森のはずれに、一軒の居酒屋がありました。そんな場所にはいささか不似合いではありますが、ちゃんと看板も出ています。「きたのてんぐかぞく」とどこかで聞いたような名が、赤地に白抜きの平仮名で記された看板です。常から大麻

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【怪異】前回運命の尽きかけたふたりでしたが、回が変われば勿論何ごともなかったようにして、多量に宙を漂う微粉末の怪異と対峙しているのです。それはもう外皮がカサパサになるほども凄まじいパウダっぷりでした。黙っていようと思っても、つい「痒い、かい

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【鳴き声】突然、耳をつんざくような鳴き声が轟き渡りました。もしかすると怪人兄嫁男爵が現れて、また悪さをしているのでしょうか?きゃつが両の手に持つ焼きごては、1万℃の高熱を帯びていると言われています。しかもその何とも禍々しき凶器は、やじろべえ

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高幡不動
2015年12月26日23:22

ほう、ここが高幡不動か。問題の笠原部長の家はこの辺り、というわけだな。あの人も例の愛人スキャンダル発覚以来、なかなか浮上出来ずにいるが。と言うよりアレか、新たな需要を見越して増産したものの失敗に終わった、あのプロジェクトのせいか。そもそもた

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コマッちゃん
2015年12月25日11:28

昨夜は急遽コマッちゃんと会っていたため、日記に穴を開けてしまった。早い時間に何かしら記しておけばよかったけど、今さら仕方ないね。で、そのコマッちゃん。30年ほど前に同じ職場で数年一緒になり、その後25年ほど前に高円寺でたまたま少し話したのが

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【落ち着き】ヤシガニの三郎太が、妙に落ち着きなくガサゴソと動き回っています。今朝の4時過ぎてもなお、眠らずソワソワしていました。オニユリの根元へ引っ掛かることなぞ、気にするそぶりもありません。トランス脂肪酸の摂りすぎでしょうか?正月前の餅つ

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ツヤがあるプラタナス
2015年12月22日01:50

ツヤがあるプラタナスにぶら下がる浴衣ギャルを見て憂さ晴らす無茶な奴をうらやまず妻が待つ。

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【死神】今日もあて、金、雨風避ける屋根、と色々ないまま徘徊中のふたりの元に、突然死神が現れました。ただ道なりに進んでいるだけだのに何だか歩きにくいと思ったら、蟲五郎の右足に絡み付いていたのです。そしていきなり、不快極まりない舌足らずの早口で

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【きのこ】きのこの煮物が食いたいと、突然思った蟲五郎。しとどに濡れてる地面から、材料大量に引っこ抜く。いとこのミノ子に教わった、料理の手際は悪からず。火元の番するヤシガニの、イカレた相棒三郎太。仕事をやらせりゃサボらずに、キチンとこなす真面

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とは言え、どうにかツマミを動かさずに5〜6種類の使えそうな音が出せるようになった、というだけ。音色もそうだが、弾き方にもその効果は大きく左右される。ただ、少なくとも幾つもエフェクタを並べるよりはいいかな、と。結局はそこに落ち着くんだろう。一

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【鳥屋敷】おなじみ蟲五郎と三郎太、今日もあても金も雨風避ける屋根もない徘徊を続けているうち、鳥屋敷に辿り着きました。軒がしみで黒ずんでいたりと荒れてはいますが、確かにここがそうであるのに違いありません。久しぶりに夜露をしのげる場所、とは言え

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と言うわけで購入しちまいました。エレハモのKEY9。鍵盤楽器的な音がギタアで出せるというすぐれもの。いや、寧ろ飛び道具的なアレですね。なかなか面白い。ただ、それらしく使いこなすには、もう少し色々試してみないといけません。何しろ、あくまでも「

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【あやかし】何の前触れもなく、ふたりの前に突然あやかしが現れました。知らずしらずのうち、きゃつらの縄張りへ足を踏み入れてしまったようです。これは取り返しのつかぬ過ちか。怪しさの塊のような、実に気色の悪い妖気が蟲五郎と三郎太を包み込みます。ピ

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【いびき】蟲さんのいびき、昨夜も凄まじかったよ。大袈裟でなく、ありゃ周囲五百米ほどに響き渡ってたんじゃなかろうか。木々に眠る毒蛾の蛹も溜め息続き。岸にまどろむシジミ貝も眉をしかめる。いくら耳に栓をしようが無駄なこと。意識すまいとすればするほ

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【案山子村】蟲五郎と三郎太は、噂に聞くあの案山子村に足を踏み入れました。幻妖怪奇の郷として、一部の好事家の間で語り草となっている小さな集落です。村はずれの大きな楠の根元、うずくまった赤犬がじっとこちらを見ていましたが、ふたりはそんなこと気に

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4年9ヶ月
2015年12月11日21:27

あれから4年9ヶ月。今日は頭痛がひどく、内容的に今までの繰り返しになりそうだが、とにかく現状制御不能な原発などからは即刻手を引くべき。この先再稼動が当然のように連続するだろうが、その理由はすべて利権がらみに他なるまい。要はカネ、カネ、カネ。

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タンメン
2015年12月10日16:37

寒天還元タンメン三千万円。

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北口
2015年12月09日23:01

あなたはちょうど一年前の今日、駅の北口であったあの事件を覚えているだろうか?事件を起こした当の本人以外は、皆無事だったというあの件だが。その本人というのは確か50絡み、いがぐり頭の初老の男だったと聞いている。売国政権に対するイラつきを抑え切

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【生首】生首が宙を舞っています。赤土の地面の上、五尺ほどのところを幾つもいくつも。沈みゆく夕陽を受けて、玉虫色に輝きながら。ひとつ捕らまえてかじってみると、固すぎず軟らかすぎず、口触りは抜群。ほのかに広がる高級珍味、からすみに似た、何とも言

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垢落とし
2015年12月07日22:20

それでこの身体に満遍なくこびり付いた垢落としをするために、私は今こうしているのです。元々私は東京唯一の霊山と呼んでいい高尾の地に生まれ育ちました。そのせいか、或いは父親の影響か、幼い頃から山登りばかりして過ごしておりました。そして自宅で鶏を

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【栽培】ところで蟲五郎の活力源とも言える大麻草ですが、彼はどのように栽培しているのでしょうか。何しろ文無しの身、買いたいと思えど先立つモノもないため、グロウするよりないわけです。まず手持ちの草が減ってくると、パケからだいたい三十粒ほどの種を

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【宿無し】さて、件のふたり連れ(もういちいち面倒なのに加え人名もついているため、ヤシガニにも人格を与えることとします)ですが、思い立って旅に出たとは言え金もあてもない身、当然行き先では宿無しとなります。これはいくらヤシガニがヤドカリの仲間で

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武蔵境
2015年12月04日22:19

あら、電車はもう武蔵境に着いたのね。今日はこんなに冷えているのに、裏地がない服を着てきたから、寒くって仕方がないのよ。そのせいかやたら吐き気がするのは、まさかつわりじゃないとは思うけど。昔若い頃に数回あっただけで、今じゃそっちの方はすっかり

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【ヤシガニ】さて、旅に出た蟲五郎とヤシガニの三郎太、ふたりは、否、ひとりと一匹はどのようにして巡り会ったのでしょうか。それは蟲五郎が大麻草の葉を巻紙にくるんでいた、ある晩のことでした。紫の煙に包まれながら、無心に巻き大麻をこしらえていると、

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転職
2015年12月02日22:09

転職するに当たっての心構えを下記する。まず、原則的に今の職を辞し新たな職に就く、ということの意味をもう一度認識すべきである。基本的にはかなりめんどくさい行為となることも確認せねばなるまい。また、遠足気分で浮かれるのも結構だが、それもほどほど

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【書き出し】さてさて、初の続き物となる予定のこのお話、書き出しはどんな風にいたしましょう。まず、ありがちな人物紹介からはじめますと、主人公は蟲五郎というつまらない小者であります。この男、薪割りをして生計を立てておりますが、どうしたものか幼い

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水木先生
2015年11月30日22:37

「水木先生が亡くなられてしまった」「ああ、そうらしいな」「残念だね」「ああ、実に残念だ。93歳だったというから、まず大往生だとは思うが、な」「これでまたあの時代を知る貴重な方がまたひとり・・・」「そうだな。真性の飢餓を通過してきた戦争体験者

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夜通し
2015年11月29日15:04

久しぶりの夜通し外出。くたびれている今日は、いつも醜悪極まりなき気象予報士が可愛らしく見える。これも寝不足のご褒美かしらん。では模造紙を広げるとしよう。おっと、その前に床のお掃除、っと。

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ジャンキィ
2015年11月28日22:38

はてさて、ジャンキィとはどういう意味なのか、改めて調べてみよう。ふむふむ、なるほど、・・・お、漢字で書くなら〜中毒或いは常習者ということなのだな。つまり俺が暗に感じておったのと同じである。例のパンティ大臣、あの御仁なぞも分類するなればそこに

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