神宮スズメの独り言2024春〜11〜心配な駒澤

今年から香田監督を迎えた駒澤。昨年春に降格しながらも細野君を擁する東洋を相手に1勝１敗１分けで迎えた４回戦をタイブレークで逆転勝利するというものすごい入替戦を経てすぐさま昇格した駒澤に期待するファンも多いはずだ。そして今年から香田監督を迎えた駒澤。

しかしボクがこれまで見てきた中で感じるのは投手陣の不安である。エース格は高井君と東田君。しかし下級生から活躍してきたエーアン・リン君や松村君の存在感が薄い。駒澤からすればこの年代は最高の投手陣を誇っているはずだったのだ。少なくともボクは数年前からそう思っていた。

しかし先週の駒澤対中央の3回戦を観たボクはエーアン君の自信なさげの投球にものすごく不安を覚えた。こわごわ投げている。そんな感じだった。この4年生は東都でも屈指の投手陣を誇るチームとなっているはずだったのに・・・・

今日の日大との第2週。先発はもちろん高井君だ。日大はこれももちろんといえる3年生の市川君。昨年からエースを任されている。その市川君は2回。連続内野ゴロエラーとバントで1死2・3塁のピンチでまたしても内野ゴロエラーで1失点。さらに安打を打たれて2点を失った。市川君はこの回打たれたヒットは１本。アウトは５つも取りながら2点を取られたことになる。

駒澤はこれで試合の主導権を握らないといけない。しかし・・・

市川君はここからが粘り強い投球だった。そして4回に日大はエラーで出した走者を置いて今井君がタイムリー。5回も2死2塁から川崎君の安打で2死1・3塁だったがバックホームされたあと三本間での挟殺プレーを狙った捕手の送球が走者に当たって同点。

ここまで２−２だがすべてエラーによるものだった。

そして6回の日大は1死3塁からワイルドピッチで1点勝ち越し。さらに四球とワイルドピッチで2塁に進んだ走者が橘田君の安打で帰って４−２とした。

しかしここまでの投手自責点だけで言えば１−１である。ミスでの試合はその後は点の取り合いとなったが7回に3点、8回には2点を追加した日大が勝利した。

７回はマウンド後方に上がったフライを誰も取りにいかずに２塁打となりその後本塁打を含む３連打での３点。８回は２死１・３塁からワイルドピッチとエラーによる２点だった。

気迫が感じられない駒澤。開幕週は初戦と取りながら連敗。第２週も初戦を落とした。少し心配な駒澤。これからの巻き返しに期待したい。



2024年4月16日　東都大学野球春季リーグ戦　第2週1回戦（於　明治神宮野球場）
日大
000 112 320 = 9
020 001 100 = 4
駒澤