mixiユーザー(id:6327611)

2024年04月17日03:15

45 view

人形が主役のホラー映画って大昔に話題になったけど、今回は“見てられる”やん? ジェラード・ジョンストン監督「M3GAN/ミーガン」(2022)。

そもそも僕はホラー映画が嫌いなので、こういう映画には手を出さないはずでした。でも、いつもの“出来心”というやつで、ついレンタルしてしまったのですよ。プロデューサーが「ノコギリ」たら言うシリーズ物の監督で、彼が「ワイルド・スピード」というB級アクションをZ級紙芝居に変貌させた“クソヤロー”(Sorry, my French!)なのでした。

そして主演女優がアリソン・ウィリアムズ。いつものデータベースによると日本公開作が11本もある、と思ったら6作品はTVシリーズ6シーズン分でした。←こんな“水増し経歴”あかんで。どっかで見た顔やと思たら、“冗談は名前だけにしとけ”と罵声を浴びせた監督の映画やった。しかも主役やのに、巻頭には出てこない!

物語は、子供向け人形ロボットを与えられた幼い娘を乗せた3人家族の車が、雪道にノーマルタイヤで迷い込み、危険だから路肩に寄せて…と言う間もなく事故るところから始まります。で、場面代わって精巧なAIを搭載した子供用ロボット開発者が登場するので、僕は少女が成長して人形博士になったのかと思ったら、“問題の”人形を少女に与えた叔母でした。

そんな程度の感覚で見てええんかい?と言われたら、僕は“それでええんや!”と居直ります(胸は張らないけどね)。そんな程度でちょうどいい作品でした。何がいいかと言うと、さらに精巧なAI人形が登場して、作ったジェマ叔母さん(アリソン・ウィリアムズ、写真2右)と姪のケイディ(バイオレット・マグロー、写真2左)を悩ませます。←「Our Friend/アワー・フレンド」の次女やんか!

そのAI人形の動きが、なかなかおもしろいんです。その原因(成功の要因と言うべきですな)は、CGIの動きが流麗なのではなく、お嬢ちゃんスタンドイン女優の動きがええんです。やはり“映画はナマな肉体”が売りでっしゃろ。その動きに説得力があるから、この映画はホラーとして成立しているのでした。

もう少し褒めておくなら、AI人形が次々と学習していくという過程が、僕には「地球爆破作戦」のスーパーコンピューター同士の学習を想起させて、なかなかだったわけです。はい「地球爆破作戦」をご存じない方、とっととレンタルビデオ店へ走りなはれ。近所のレンタル店がほとんど壊滅したから、走り回って死になはれ(冗談やで)。

それにしても、こういう“見どころ”のある映画を“6.3”としか評価しないimdbって、なんかしょーもないですね。この“常識的な評価値”が昨今のアカデミー賞にも影響を与えているような気がします。つまり僕が学生だった頃なら、こういう曲者映画を絶賛した輩がたくさんおったわけです。あの精神を持ち合わせた“若者”は、今はただのバカモノ?

ということで、「エヴ・エヴ」とかをありがたがっている輩どもは、この映画を煎じて飲みなはれや。←ほんまに皆が飲んでしもたら、誰も見られんことになるか。そろそろ有料BSで放送が始まるから、見逃さんようにしなはれや。何?もう見た? そんで“言うほどオモロない”ってか? そりゃ、まともな感想ですわ。まともすぎてあくびが出る。

せやから言いますやろ、“同じアホなら…”ってね。たまにはプライドというものを脱ぎ捨てて、アホになって楽しみなはれ。あ、ずっとアホになってる? そんな輩は相手にしてまへんから、ちょっとどっかへ行っててね。サイナラ、サイナラ、サイナラ…。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2024年04月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930