こんな昼日中に日記書きもないだろう、なんて思いつつ、30分後に病院へ行くのでその隙間時間を有効活用。
ワンコのラズリから日々、学んでいる。
目が見えない、耳も遠くなっているようだ。体調がいいとも思えない。
が、不平不満を直接的に訴えることはない。トイレのために庭や門の前に出すと、よろよろと歩き、門扉に顏をぶつけたり、じょうろを蹴飛ばして膝かっくんになったりするが、痛がるそぶりもなく、背中に当てた私の手のひらで方向を定めて歩き出す。
毎晩、ブラッシングをする。気持ちがいいのか、時々はため息が洩れる。
週に1回、歯を磨いてやる。かなり苦しいようだが、私の手を噛むこともなく耐えている。
この先、更なる介護が求められるようになるだろう。
若い頃より年老いたラズリのほうが、双方の距離が縮まっている。
客観的に見れば、老老介護になってきた。いまは寒さがほぼなくなったが、真冬の午後10時前、外に出してトイレをさせるのは結構つらかった。たいていが風呂上がりなので、わずか1分か2分でもこちらの身体が冷え切って、風邪をひきそうになっていた。
毎晩、紅茶を飲む習慣がある。時々はハーブティーやルイボスティーに替えることがあるが、ほぼ毎日が紅茶。作家の村山由佳が「雑草をお茶にしたハーブティーなんて不味いだけ。美味しいと言っているひとの気が知れない」などと書いていたが、それはともかく紅茶のほうが馴染みのある分、安定感がある。
で、恥さらしのようなことを書くのだが、今年に入った頃からスーパーで最も安い日東紅茶のティーバッグで淹れた紅茶を飲んでいる。
以前はフォーションやトワイニングの缶入りを飮んでいた。紅茶の味はあまりわからないけど輸入ブランドゆえに安っぽい味ではない、という程度の紅茶だ。
それで物心ついた頃から大学卒業までずっと飮んでいた日東紅茶に今、戻してみたのだが、安物だから不味いというワケでもなく、トワイニングのオレンジペコよりマシだと自分の舌は感じている。癖がなく、苦みも少ない。なにより、ぼくにとっては原点の紅茶なのだから、童心に戻れるぞ、というおまじないができる。
ついつい安物を馬鹿にする癖があるのだが、一概に批評はできないな、と思う今日この頃。
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