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2024年03月02日20:11

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落語協会百年興行 上席2日目  @上野鈴本

コロナ禍以降、初めて鈴本へおじゃました。現在、落語協会100年興行が、スタートしたばかり。100年前と言えば、1924年。関東大震災の翌年。昭和になる2年前。

「100年」にちなんで、落語の「百年目」をふたりの主任が、ふたつに分けて語るという趣向がスタートしている。しかも、昼・夜で、ふたりの組み合わせが変わる。さらに、毎日変わりながら10日間の興行。

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【百年目・・・花緑・一朝】
この日は、この二人。前半、番頭が花見に浮かれ旦那と顔があってしまい、震えながら部屋でねてしまうところまでを花緑師匠。年齢的には、番頭のキャラが花緑師匠とオーバーラップする語りとなる。後半、一朝師匠にバトンタッチすると、旦那のキャラが主役となる所が興味深かった。一朝師匠が番頭を諭す箇所が、人情話になりすぎず、しかも、筋が通っていてさすがだった。面白い趣向で、「天どん+さん喬」「正蔵+一馬」その他、聞いてみたいものだと思った。

【落語協会100年口上】
要するに100年になったので、これからもよろしく〜という事だが、こんな口上は聞いたこともない。初日は会長の一馬師匠が務めたらしいが、この日は、彦いち師匠が務めた。なぜ幹部でもない自分が務めるのか〜というグチに大笑い。3本締めで盛り上がる。

その他、【馬の毛・・・小満ん】、渋い語り口でうまいもんですネ〜、キセルに使い方がほんとスゴイ。【ふだんの袴・・・朝枝】、マクラなしで本題に入るが、語り口がいいね〜、この人。谷文晁がでてくる。菊之丞さんを若くしたような若旦那風で、風貌もカッコいい。まだ二つ目。

他にも、ニ楽さんの紙切りに「オオタニのお嫁さん」という題が出たり、漫才のにゃん子に、ホントにバナナ渡す客いたり(にゃん子は舞台でバナナ食べた)。権太楼・・・得意の代書屋、橘之助師匠を間近に見たりと、満足な寄席だった。

この日は、三三、一之輔の超人気者がでてない所為もあってか、8〜9割の入りだった。わたしは11時半に並んだが、10番目で通路4列目の席に座れた。たぶん、フラッと行っても座れそう。

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