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2024年02月29日06:34

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デザイナーとしてのマチスに注目   @国立新美術館


アンリ・マティス(1869-1954)。83年の生涯、その頃としてはとても長生きでした。わたしの目がマチスに止まったのは、今から30年くらい前のこと。箱根のポーラ美術館の「マチス展」をみて「この人、ジョーズに書くことよりも、大切にしている何かがあるんだ〜」と思ったことに始まります。

それから、何度もマチス展を見ていますが、今回のマチス展は、画家マチスとは別のADとかアーティストの部分にスポットを当てたのが、新鮮でした。
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その前に、忘れてはならないのが、パリの国立美術学校で、ギュスターブモローの生徒だったことで、とにかくデッサンがしっかりしている。だから、なにげなく切ったような切り絵でも、非常に完成度が高い。制作途中の作品が展示してあって、何度も、何色もの試行錯誤から生まれていたんだ〜というのを知り合点がいきました。
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また、今までのわたしの理解では、「切り絵を始めたのは、絵を描きすぎて目が悪くなったから〜」だったのですが、むしろ、デザインが好きでそっちの方に向かった〜という側面もあるとようです。

61枚の絵からなる「ダンス」というタイトルの壁画も初めて見た。また、演劇のアートディレクションもしていて、これも珍しかった。

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今展示の目玉がヴァンス教会の、内部の再現でした。これは、23年の都美術館でも展示があったが、今回は、教会の部屋を再現し、室内を暗くすることで、荘厳な雰囲気を伝えてくれた。

今回は、デザインに特化した展示だと感じたが、わたしは、やっぱり「絵のマチス」が好き。日本には、アーティゾン、ポーラ、竹橋の近美、西洋美などにあるから、また見にいきたい〜。(23年のマチス展→https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984979290&owner_id=12726877

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