ブルターニュ!?行ったことがない。モンサンミッシェルまでは行ったけど・・・。シードルやガレット、牡蠣、「ゲランドの塩」・・・なんだか美味しいものがいっぱい。夏は暑くて冬は極寒のパリに比べて過ごしやすそうな海洋性気候。
フランスの最北西端、大西洋に突き出た半核とするブルターニュ地方は、芸術家と縁の深い土地です。ケルト人を祖にもち、16世紀前半まで独立国であったこの最果ての地は、隣国のイギリスとフランスに翻弄されながらも独自の歴史と文化を紡ぎ、フランスの一部となったのちも固有の言語「ブルトン(ブレイス)語」を守りつづけました。またこの地には断崖の連なる海岸線や岩で覆われた荒野、深い森などの豊かな自然とともに、古代の巨石遺構や中近世の宗教遺物が各地に残されています。人々の篤い信仰心や地域色に富む素朴な生活様式も長らく保たれてきました。このように特徴的な自然と歴史文化を擁するフランスの内なる「異郷」は、19世紀以降、新たな画題を求める画家たちを惹きつけてやみませんでした(HPより)
展示構成は
I. 見出されたブルターニュ:異郷への旅
I-1. ブルターニュ・イメージの生成と流布
I-2. 旅行者のまなざし:印象派世代がとらえた風景資料
II. 風土にはぐくまれる感性:ゴーガン、ポン=タヴェン派と土地の精神
III. 土地に根を下ろす:ブルターニュを見つめ続けた画家たち
III-1. アンリ・リヴィエールと和訳されたブルターニュ
III-2. モーリス・ドニと海辺のアルカディア
III-3. 「バンド・ノワール」と近代ブルターニュの諸相
IV. 日本発、パリ経由、ブルターニュ行:日本出身画家たちのまなざし
14-1〜16 金山平三旧蔵資料
特に「II. 風土にはぐくまれる感性」では12点ものゴーギャンの作品を見ることができる。そしてポン=タヴェン派やナビ派といった画家グループの誕生・・・なるほど。
大原美術館と関係が深かったリュシアンシモンの絵は明るくて楽しそう。
同時代の黒田清輝や藤田嗣治、長谷川潔や山本鼎ら日本から渡仏した近代画家が描いたブルターニュ・・・そういえば西洋美術館で日本画家の絵を見るのって珍しい。
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