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2022年12月27日10:39

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キスの甘さは天国まで忘れない。最後はあなたの腕の中で 9

その後……。
わたしが隣に座るとサーレットさんは空を見ていた。
感情的になったわたしに対して何も言わなかった。
しかし、何か決意の眼差しであった。
今日も天気は良く、この時間が特別に思えた。
わたしも空を眺めていた、流れるように小鳥が横切る。
「ゴメン、面倒臭くて」
うつむいて、謝意を言うと不意にサーレットさんはわたしのあごを掴む。
一瞬の事であった。
そう、キスをされたのだ。そして、甘い時間が流れる。
キスが終わりサーレットさんと目が合う。
わたしは頬が火照り、キスをさらに求めていた。
「もう一度、キスして……」
わたしの言葉にサーレットさんは迷いなく、黙ってもう一度キスをする。
大人のキスに脳内がショートする。
わたしは記憶が飛ぶほどの感情に驚いていた。

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