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2022年10月10日09:25

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煉獄新体操の頂点を狙え。〜美しく可憐な物語〜 3

わたしは授業中にペンをクルクルと回していた。
あの後にクール・プリンセスから練習用のレオタードを渡されて一日考える機会を与えられた。
分かっていた、わたしは平凡な存在だ。
わたしは授業を抜け出し。女子更衣室で練習用のレオタードを着てみる。
帰宅部であるが、毎日ジョギングをしている。
引き締まった体にレオタードが似合っていた。
クール・プリンセスに声をかけて貰ったのだ、このシンデレラ・ストリート
を活かすべである。
「おや、朝にあった小町どのではないか」
女子更衣室に入っていたのは、アリスである。

「おぬし、今は授業中のはず。レオタードまで着て」
わたしはアリスの質問に素直になれなく、練習用のレオタード姿がとても恥ずかしいものであった。
「大体の想像はつく、クール・プリンセスに貰ったのであろう」
「ええ、悪い?」
「大丈夫だ、縁を感じたのだ。自己紹介すると、わたしは生と死の精霊だ」
「生と死?」
「そうだ、クール・プリンセスは命の賭けた戦いをしている。そんな彼女をわたしは救いたいのだ」
そうか……。
わたしは言葉を失った。授業に戻ろう。
「レオタードから着替えるから独りにして」
「ほほほ、わたしは同姓にも興奮するから安心していいぞ」
それを言われて着替えることが出来るか。
わたしはアリスを追い出すと着替えて制服姿になる。と、教室に向かうのであった。

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