やはり送迎時もスマフォは必携かもしれない。
以前もフロントガラスに落ちて来たハエトリやら、壁面に群れるマイマイやら、庭の植木にとまったカメノコハムシやらを、送迎中で撮り損ねている。
そして今日の撮り損ねは木の葉のような蛾。
全身茶褐色、枯れ葉のような葉巻きのような、そんな珍奇なお姿が素晴らしく、利用者そっちのけでしばし見とれてしまった。
全く見たことがない謎の虫である。
そう言えばカレハガもハマキガもいたはず、と帰宅後に検索してみて驚いた。
件の謎虫は、恐らくそのハマキガのどれかだと思われるが、一群にとんでもなく美しい種がおるではないか。
その名をビロードハマキ。
何となく深海魚を思わせる黒地に白ブチの総柄と差し色の橙が、プリミティブアアトの如き趣きである。
是非一度お目にかかりたいものだ。
ところで今日のその送迎時、同行していた利用者夫人は、その虫が蛾だと小生から知らされると、慌てて駆除を口にした。
何の害もないので放っておいて大丈夫、と伝えたが、やはり世間一般の虫に対する意識はそういうことなのだろう。
害はないどころか、虫がいない世には人も暮らせないんだがなあ。
ログインしてコメントを確認・投稿する