今日のカットは、岩手県黒石寺さんの伝慈覚大師円仁坐像(重文)です。
この名前は、代々、お寺に伝わってる名前ですが、像名に「伝」が付いているということは、この像の資料が乏しいのでしょう。
なお重要文化財に指定する際は、「名無しの権平さん」とうわけにはいかず、何らかの名前を付けなければならない。そこでこの像は「木造僧形坐像」と付けられています。
確かにその通りなんですが、なんとも味気ないです。
慈覚大師円仁僧は、第三天台宗の座主。入唐八家(最澄・空海・常暁・円行・円仁・恵運・円珍・宗叡)の一人。
写真集で見たとき、なんとも可愛らしい、ちょっと眠そうな表情に魅せられて、カットしました。
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