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2021年06月24日09:11

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神宮スズメの独り言2021春〜68〜三つ巴

大正大学の斎藤君。霞ヶ浦高校出身のサウスポーをボクは見たことがあった。東都の2部、最後まで日大と優勝を争った専修との試合だった。太田スタジアムで行われたその試合は途中登板ながら独特のリズムを持つ彼の投球が活かされてボクにはいい印象が残っている。もちろん先発投手が打たれて試合は負けたのだが・・・・

大正の戦力はさすがにあまり知らない。だれがエース級なのかも・・・・

だが、昨日大正が学習院に打たれて9−1と大敗したものの、斎藤君はその姿すら見せなかった。そして満を持しての今日の先発。本来なら学習院を破っての登板が理想だったのだろうが、しかしボクはこのシーズン2度目の観戦となる今日の試合を見て改めて彼が大正のエースなのだと思った。

太田スタジアムで見た彼と今日は変わらなかった。ポンポンと投げ込む斎藤君独特にリズム感。威力のあるスピードボールや切れのある変化球のある投手ではない。制球力はあるが安打も打たれる。しかしたまたま四死球を出しても、安打を打たれても彼は表情も変えず、その投球のテンポも変わらない。得点圏に走者を進めても全く変わらないのだ。淡々と彼は投げた。ピンチも自分のリズムで凌いだ・・・・

3回の表、大正は1死後1番の篠田君、森君が連打で1死1・2塁とした。そこで農大の樋越監督はマウンドに向かった。農大は2回裏に1死1・2塁のチャンスを逃した直後だった。ここで一息いれる。監督としては当然の対応だった。だがその直後だ。

大正の進藤君は初球を引っ張り、右翼手は数歩下がっただけで打球を見送った。結局この本塁打で試合は決まった。この1本があったかどうかだけが違ったのだ。

農大は5安打を放ちそのうち2本が2塁打だった。3つの四死球も得たが、あと1本が出なかった。大正の斎藤投手の粘り強い投球が招いた勝利だった。試合時間が3時間10分。しかしそれは豪雨による48分の中断を含んでいる。きびきびとしたいい試合であったと思う。そしてずぶぬれになりながら応援を続けた農大応援団にも敬意を表したい。

これで2部3部入替戦は3チームともに1勝1敗。来週決勝トーナメントで決着する。



2021年6月23日 東都大学野球春季リーグ戦 2部3部入替戦 第3節(於 明治神宮野球場)
大正
003 000 000 = 3
000 000 000 = 0
東京農業

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