mixiユーザー(id:2391655)

2021年06月23日09:50

65 view

神宮スズメの独り言2021春〜67〜お帰り日大、戻ってこい立正

試合は2−2で延長戦に入っていた。12回の裏、立正は先頭の宮崎君、佐々木君と連続してバント安打を狙った。そして佐々木君が執念で出塁。1死1塁として代打の増永君が安打で続いた。立正お得意のベンチのお祭り騒ぎが始まる。ここで日大は好投の市川君に替えてらドラフト候補の赤星君をマウンドに送った。

東都の1部2部入替戦の第2節。2部優勝校の日大が勝てばこのまま昇格となり、1部校の東洋、立正の降格が決まる。コロナ禍における変則開催の東都において、2部優勝校の昇格は例年以上に厳しいかと思われていた。

片岡監督がマウンドに行ってその交代を告げたとき、おそらく日大の選手たち、あるいはスタンドの日大の関係者やOBも腹をくくっただろう。赤星君で負けたら仕方ないと・・・・

そして赤星君はいきなり148キロのストレートで入ると3塁ゴロ併殺に取った。

13回の表、立正のマウンドには門馬君がいた。11回の表、2死3塁のピンチにマウンドに上がると三振に切り取り12回は三者凡退に打ち取っていた。だが、日大の赤星君がマウンドに上がったあとに迎えた13回の表には門馬君は人が変わったようだった。

赤星君とこの延長戦を投げ合うということに彼は少し萎縮したように見えた。そして先頭打者に四球を与える。バントで2塁へ、ワイルドピッチで3塁へ・・・・

1死3塁から林君の打球は投手ゴロ。だが、3塁走者は果敢に本塁へ突っ込んだ。ぼてぼてのゴロ。門馬君がこの打球を処理していたら本塁でタッチアウトだっただろう。だが、その打球は差し出した門間君のグラブを潜り抜け無情にもショートに抜ける。捕球した遊撃手は1塁へ送球するしかなかった。

無安打で1点を勝ち越した日大。その裏、赤星君が立正打線を抑えるということはこれまでの彼の投球を見てきたボクには容易に想像できた。ただ、1番の奈良間君さえ押さえればという条件付きだったが・・・・

立正は先頭の9番の三井君が内野フライに倒れ、奈良間君が打席にはいる。ボクはこの選手が好きだ。第100回大会のU18代表に選ばれた選手であり、気合を表に出してチームを盛り上げる。そして彼の打球はバットをへし折られながらも内野安打。彼らしい根性のヒットが立正ベンチをに勇気を与えた。だが続く打者は三振と内野ゴロに倒れた。赤星君はファウルを打たせて2球で追い込んで勝負する余裕の投球に立正打線は対応ができなかった。

最期の打者が内野ゴロに倒れたとき、ピンクの日大の団扇を持った観客たちがスタンドから大歓声が沸き起こる中、1塁走者の奈良間君は2塁へヘッドスライディングをしてそのまま起き上がれなかった。

立証は2回2死から宮里君の安打と比留間君の本塁打で幸先よく2点を先制したが、日大は4回犠飛で1点、8回には2死2塁から極端な前進守備を敷く立正外野陣を超す代打若宮君の3塁打で同点に追いついた。

3時間23分という長い試合ではあったが延長13回を互いにきびきびと戦い執念を見せあった素晴らしい試合だった。

日大の1部復帰には心からお祝いを申し上げるとともにボクの好きな立正も秋には2部優勝を達成して再び1部に返り咲いてほしいと思う。日大の赤星君を秋には1部で見ることができることを喜ぶとともに、立正の奈良間君には最終学年となる来年にはまた1部で暴れる姿を見たいものである。



2021年6月22日 東都大学野球春季リーグ戦 1部2部入替戦 第2節(於 明治神宮野球場)
日大
000 100 010 000 1 = 3
020 000 000 000 0 = 2
立正。

0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年06月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930