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2021年05月20日12:50

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「クリシャ」「心と体と」「レッド・ソニア」「私は確信する」、アンソニー・マン

◎「クリシャ」
  トレイ・エドワード・シュルツ監督

「WAVE」の監督の出世作だそうで。
姉に誘われ、感謝祭の家族パーティーにやってくる妹。
60才を超えている感じ?
ずいぶん、久しぶりの再会であるようだ。
どうやらアル中や薬物中毒の過去がある?
最初はうまくいっていたのだが、徐々におかしな雰囲気に…。

これがまぁ、なんとも居心地の悪い映画で、素晴らしい。
ちょっと、ジョン・カサヴェテスなぞ、思い出すなぁ。
クリシャ役の女性の面構えも凄い。
監督の親戚らしい。


◎「心と体と」
  イルディコー・エ二ェディ監督

ハンガリーの映画。食肉解体工場で、社長と品質検査官が出会う。
片腕が無い社長。かなり内向的な品質検査官。
まったくの他人である彼らだが、2人は同じ夢を見ていた。
彼らは鹿のつがい(?)で、寒そうな森の中を彷徨うという夢…。
というような映画って、何?
こんな物語、成立するの?成立してたんだよなぁ。
ヘンな映画で、実に興味深かったです。


◎「レッド・ソニア」
  リチャード・フライシャー監督

「ミクロの決死圏」とか「ソイレント・グリーン」などの名匠、フライシャーが監督exclamation
撮影はヴィスコンティやフェリー二などと組んでいた名人、ジュゼッペ・ロトゥンノexclamation
音楽は、あの偉大なエンニオ・モリコーネexclamation
これだけ凄いメンバーで、トホホな映画になるとはねぇ…。
シュワちゃん出演。主役のブリジット・ニールセンという人が、どうにもならなくてウッシッシ


◎「私は確信する」
  カロリーヌ・アドリアン監督

フランスで実際に起きた人妻失踪事件と、その裁判を題材にした物語。
妻殺害の容疑をかけられた夫。妻の愛人というのもいて、
この男が、夫に不利な噂を振りまいたらしい。
一度は無罪となった夫だが、控訴されて、再び裁判になる。
さぁ、どうなる?
という映画だったのだけど、最後までハラハラしつつ
観ることでしたよ、私は。
フランスで大ヒット、とのことだけど、
彼らは結末を知ってたワケで、それでも楽しめた、
ということなんですかね?
ボランティアで、妻の愛人の通話記録を確認する女性の存在も
面白かった。弁護士役に、ダルデンヌ兄弟の映画などで印象的なオリヴィエ・グルメ。素晴らしい役者さんだなぁ。


◎「秘密指令」
  アンソニー・マン監督

1949年の映画。フランス革命の頃。ロベスピエールの持つ
処刑リスト、ブラックブックを巡るサスペンス映画。
滅法面白かったexclamation
これで90分なんだから、その手際の良さが凄いよなぁ。
特集上映だったのでマン監督の他の作品も観ることができた。
リンカーン暗殺を巡る攻防戦「高い標的」75分、
2人の女と1人の男の逃避行「脱獄の掟」79分、
新婚さん夫婦が犯罪に巻き込まれる「必死の逃避行」74分、
などの作品も実に面白かったです
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