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2021年04月21日22:32

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神宮スズメの独り言2021春〜21〜壊れた試合

立正は追い込まれた。3カードを消化して1勝5敗。そして4カード目である駒澤戦の初戦を落とした。その敗戦は12安打を打たれ10個の四死球を与えた試合だった。打撃陣は10安打で7点を奪ったが結局は8点を失って敗れた。というよりはよく8失点で収まったという試合だった。

そういう意味で立正にとっては連戦となる今日の戦いぶりは降格争いも含めて注目される試合。そしてその立正は素晴らしい立ち上がりを見せる。

立正の先発は昨日と同様土屋君。先頭を四球で出すがけん制で刺すと一気に勢いに乗った。5回まで無安打で与四球は2。そしてこの2人の走者はけん制と盗塁阻止により毎回3人で駒澤の攻撃を仕留めていた。さらに攻撃陣は初回に四球と安打でチャンスを作ると主将の桂川君のタイムリーで幸先よく先制。4回には須藤君の2ラン。そして5回には無死満塁から桂川君がレフトスタンドに放り込んだ。1死後立正は駒澤の2連続エラーをきっかけにさらに満塁とすると奈良間君が押し出しの死球。5回の表までは1時間を切るペースで進んだこの試合はこの5回の裏の攻撃に30分以上を要し、グランド整備に入った。

立正これまでの不調を取り戻すだけの試合展開を見せた。エースの土屋君が5回を無安打完封。主将の桂川君が満塁弾を含む5打点。リーグ後半に向けて勢いを取り戻すには十分な戦いぶりであった。

立正には熱心なファンがいる。いつもベンチよりやや外野寄りの内野席で立正のマフラータオルを振りかざして応援する人たち。人数は決して多くはないが必ず神宮に足を運ぶファン。チームにとっては力強い味方であり、また彼らにとっても今日は思い切り勝利の美酒を味わえるかと確信したはずだ。

だが土屋君は30分以上の攻撃にグランド整備が入ってやっとマウンドでの投球に入った6回。1死後岩本君に右翼席に運ばれる本塁打を浴びた。駒澤は初安打が本塁打だった。その土屋君は後続を打ち取ったが、その後はベンチ前でクールダウンに入った。ボクはいやな予感がした。8−1という貯金のもとに立正は7回から杉田君に継投した。

杉田君は先頭に安打を打たれたもののその後は抑えた。そして8回からは関口君がマウンドに上がる。これだけのリードがあるからということだろうか、まるで練習試合モードとなっていく。その関口君は四球の後連続三振。ここで立正は帽子の横からも後ろからもダルビッシュ並の髪がなびく中山君が投げるが四球で即交代。替わった北原君は連打を浴びて2点を失い、なおも2塁への牽制球はカバーに入った遊撃手のはるか頭上を越える悪送球で進塁を許す。

9回には山下君が投げたが高く上がったショートフライを捕球できないエラーで2塁を取られるとワイルドピッチで3塁。そして犠飛で1点を失った。

監督の意向は分からないので何とも言いようがないが、それまで1勝6敗と苦戦してきた立正が初めてといってもいい快勝劇に水を差す継投策。前半は大差がつきながらも非常に引き締まった試合だったが、大差がついたからといって取った継投策によって集中力を失った緩んだ試合になった。これがどうなのか。

勝ちは勝ちだ。だが、この試合はこれまでの立正の不調を覆すだけの充実した内容まで有していただけに、最後の試合の壊れ方が非常に気になる。



2021年4月21日 東都大学野球春季リーグ戦 第4節2回戦(於 明治神宮野球場)
駒澤
000 001 021 = 4
100 250 00x = 8
立正

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