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2021年04月07日03:47

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“女の子は大丈夫(Las niñas bien)”がなぜ“グッド・ワイフ”なのか、責任者出てこい! アレハンドラ・マルケス・アベヤ監督「グッド・ワイフ」(2018)。

なぜこんな映画を見たかと言うと、かつて「デスパレートな妻たち」というアメリカ製テレビドラマがありまして、ベタで下世話な話に辟易としながらも、テレビなら我慢できる“そこそこ”の女優陣を楽しんだ(1シーズンもたなかったけど)名残です。ポスターの図柄や、そこそこの有閑マダムたちの顔ぶれ(名前を覚える気にもならんけど)に騙されました。

なんでも1982年にメキシコでは経済危機があったそうです。世界的なオイルショックから、石油産出国の一つでアメリカの隣国メキシコが注目されたとか。そしてアメリカ国内で投資先が見つからない資金がメキシコに流れ込み、降って湧いたバブル経済にメキシコは浮かれたらしい。それがじきに破綻するのですが、しばし花開いたころのオハナシです。

豪邸に住み、幼い子供たちを私立学校に通わせ、使用人を使い放題にしてマダム同士でテニスだパーティーだと遊び呆けているソフィア(イルセ・サラス)が主人公。亭主の亡父が興した会社の創業者だった社長が降り、亭主が社長となるのですが、それを我が世の春としかとらえず、クレジットカードが使えないと知っても何かの間違いとしか思わない、ノーテンキな有閑マダムの我慢ならないドラマでした。

何が我慢ならないかと言うと、自分のしょーもない虚栄心以外に目を向けないこと。それでいて、原題どおりラストに“生き残る”という、M1でこんなオチを持ってきたら予選敗退間違いなしですわ。バカも休み休みイエ〜イ!ってやつ。あの作品のバカバカしさなら、まだ救われるけど、こちらは結構マジだから始末が悪い。

とりあえずゴージャスな撮影に惹きつけられて、ラテン系おばさまたちの容姿を楽しめばいいんでしょうけど、底の浅いおばさまたちが底の浅い家庭劇を展開する底の浅い映画でした。こんなもんに7点着けたらimdbのなおれやで、って総投票数が1500程度の点数を信じるやつがバカなんですわ(僕のこと)。

要するに、優れた弁護士ドラマだったTVシリーズ「グッド・ワイフ」からの連想で手を出してしまいました。かつてはサルマ・ハエックやエヴァ・ロンゴリアという女優に、ふと惹かれていたこともあったわけで、そんな浮気性が息を吹き返すなんて、単なるアホでんねん。笑ろうてやってちょうだいんか。雨天の巨人戦を30分待たずにコールドゲームにしてしまう、関西セ・リーグ球団の横暴より始末が悪い映画でした。←こっちは、かまへんけどな。相手はドームの空調の風向きを操作してホームラン作っとる奴らやし。

教訓。見せかけがなんぼ良うても、内容が伴わん映画に手を出したらあきまへんで。ま、見せかけにもよるんやけど。←反省がないなぁ。バカは死んでも治りませんねん。
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