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2020年12月29日10:33

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タイトル未定メモ 9

朝、目が覚めるとアリシアは元の黒猫に戻っていた。
「この世界のマギの法則が解りつつある。つまりは高度な術式を使えるようになるぞ」
朝から何を言い出すかと思えは呪いの成功率アップか。
「1日中、ぬいぐるみの姿でいられるのだ」
前向きだな、喋る猫として飽きられたのに地味な姿で学校に行きたいとな。
早速、術式を走らせて、ぬいぐるみになるアリシアであった。
わたしがアリシアを放置して学校に向かおうと歩きだすと。
「こら、何故、わたしを放置して出掛けようする!」
「ついて来るの?」
「その為のぬいぐるみであろうが」
わたしは渋々、アリシアをスクールバックにつけると登校するのであった。
そして、いつも通り猫神様の前で休憩である。
缶コーヒーを買ってまったりする。
何か忘れている気がするな。
あ!数学の課題を忘れた。
待てよ……。
わたしは術式を走らせてみる。
数学のプリントに答えらしきモノが書かれる。
せ、成功した。
しかし、見たこともない記号が書かれている。
数学の課題だ、難しい記号を使うのであろう。
わたしは学校に向かって自転車で走りだす。
数学の時間である。
課題のプリントを提出すると。
「春乃、誰が、偏微分方程式を解けと言った」
どうやら、問題じたい別物になっていたらしい。
「てへ、怒らないで、呪いをかけちゃうぞ」
うー……。
普通に怒られた。セクハラ問題として訴えてやる。
パワハラか?イジメ、やらせ?
そうか体罰だ!
「春乃、アホなこと考えてる暇があったら勉強をしろ」
「おーテレパシーか」
「やっぱり、そうか、もう、席に戻れ」
わたしはトボトボと歩いて席に戻るのであった。

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