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2020年10月03日13:20

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日本美術の裏の裏  サントリー美術館

リニューアルオープン記念展第二弾は生活の中の美の“愉しみ方。床の間も襖も縁が無くなった現代では古美術の飾り方、楽しみ方なんてわからない。なので昔の人の美しいモノの楽しみ方を教えてもらえる展示会。安村敏信氏が館長をしていた頃の板橋美術館の江戸美術展示を思い出した。

第一章「空間を作る」
木立を思わせる緑の仕切りを抜けるとごうごうと流れる瀧が現れる。「青楓瀑布図 円山応挙 1787」。白い瀧に打たれる黒い岩、まるで琳派の絵のような・・・。まさに異空間の誕生。
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第一章「小をめでる」
古くから日本人は「小さなモノってカワイイ♡」という民族。上野の不忍池近くにあった「七澤屋」の雛道具は本物にも負けない細かい細工。手で持ってじっくり見てみたい。
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第三章「心でえがく」
絵巻物は絵師が手がける作品ばかりではなかった。絵の心得がなさそうな、いやはっきり下手!?と思えるモノもある。でもその味わいは深く見入ってしまう。「かるかや」物語も良いけど「鼠草子絵巻」が好き。
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第四章「景色をさがす」
焼き物には窯変でできる多彩な表情がある。それを「景色」というらしい。見る方向によって印象が変わる焼き物の正面をどこにするかを自分なりに決める・・・こういう見方があったんだ。

第五章「和歌でわかる」
源氏物語を読むと人の台詞は和歌。物語は和歌に溢れている。日本美術は和歌に由来するモノ多い。

第六章「風景にはいる」
山水画や風景画の中の人物に「何しているの?」と尋ねるとその人物の生きている世界に足を踏み入れたような気持ちになる。ところで下の作品、7人の人がいるということだけどまだ2人ばかりみつからない。
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