mixiユーザー(id:52355057)

2020年09月27日07:46

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ようこそ、体育教官室に! 

ポテトのLを食べ終わると。
「ねえ、何故、模擬爆弾など作ったか聞かないの?」
ナタリーは気まずそうに聞いてくる。
この手の問題行動には名前が付いているはずなのに知らないな。
わたしは臨床心理士ではないし、ナタリーの問題行動などどうでもいい。
「あーうーすー」
「実星、聞いているの?」
「今のはバルバル族の言葉で『大丈夫?』であるよ」
本当に適当な嘘であった。
あまりに適当過ぎて信じるナタリーであった。
うむ、まだお子様だな。
わたしはコーヒーを二つ注文してナタリーに渡す。
『大概の問題は、コーヒー一杯飲んでいる間に心の中で解決するものだ』
「ガン〇ムXとな!!!実星、お前オッサンだろ。しかも、一番、微妙な年代に病んで、Xを見て、ハマったのだろう!」
流石だ、ナタリー……Xの名言を知っているとはMITでの博士号は嘘ではないな。
しかし、問題のある会話だな。
自称、まったり系日常モノであるこの話に模擬爆弾をいつまでも引っぱるのは失敗なのに……。
「もう、ボツでいいよ」
ナタリーがそっとささやく。
著作権にうるさいガン〇ムを出した時点でこのエピソードはボツが決まったな。
わたしは、うん、うん、と納得するのであった。

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