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2020年09月13日10:12

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神様もう少しだけ 14

わたしはつぐみの手作りのお弁当を食べて『ありがとう』を言うか迷っていた。
それはつぐみの居る生活が当たり前になった事を示していた。
『ガ、ガ、ツ』
???
つぐみが突然、壊れた人形のようになる。
『90%以上を達成』
座っていた、つぐみが立ち上がると荷物をまとめて帰りしたくを始める。
わたしが声をかける隙間はなかった。
『貴様に要はもうない』
吐き捨てるように語るとつぐみは居なくなる。
残されたわたしは捨てられたことに気がつくまで少し時間が掛かるのであった。
そう、捨てられたのである。
『おかけになった番号は電波の……』
携帯も繋がらない。
まるで神様に逆らえないのかと絶望する気分であった。
でも……。
何故かつぐみの泣き声が聞こえる気がした。
中二くらいの少女の声である。
わたしは気がついた……本当のつぐみが居る!
探してみせる、本当のつぐみを!
うん?SNSのダイレクトメッセージに『キャンペーン、終了のお知らせ』との文章が届く。
これか!
タイミング的にこの広告だ。
わたしはいったん、家に帰ると添付されている住所に向かうことにした。
神様なんて信じない、信じえるのはつぐみとの友情だ。

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