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2020年05月04日14:19

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新型コロナウイルス始末記のシナリオ・その2

■フェーズ2があるとしたら・・・■

インフルエンザウイルスにしても、SARSにしても、フェーズ2(第二波)がある。SARSの場合は第二波は弱かった。しかし100年前のスペイン風邪(H1N1型インフル)では第二波が強毒性だった。何と夏に感染者が激増し、それまで談笑していた人が急にバタバタと倒れた。日本でも同様だった。

確かに武漢が4月上旬にロックダウンから解放され、再び千人以上の死者が出た。しかしウイルスというものは実感染者が減り出すと勢いを無くして下火に向かう場合が多いものである。それにしてもアメリカ、イタリアにしても下記の数字ほど多くはない。

一日に1万人以上の感染

一日に死者1500人

日本の場合は「感染爆発」とマスコミが頻りに報じているが、感染者が一日に千人を超えたことはない。一体彼らの言う「感染爆発」とは何人以上が目安なのか。

その回答が出た試しがないことを前回書いた。

時期だが、SARSの場合(注・赤い帯の写真)、ピークから2カ月以内が第二波のピークになっている。日本の場合、この写真では4月18日〜22日が最も感染者が多かった。それから2カ月以内が第二波のピークとなるので、6月半ばとなる。そこから七夕あたりで終息する動きを取ることが予想出来る。

但し既に終息に向かっている台湾、終息に向かいつつあるニュージーランドような国がある以上、決して楽観視出来る訳ではないが、このまま終息に向かうと見ている人が多い。
武田邦彦氏も

「70%の確率でこのまま5月中に日本は終息に向かうはずだ。」としている。

本当に勝利出来るのか。

個人的に再生産数を高校時代の拙い微積分で計算してみた。

4月18日:1.01、5月2日:0.64

となっている。具体的な数値は兎も角、なるほど、確かに感染力は明らかに下がっている。 矢張り(最初の)ピークは4月18日だったようだ。

■被害が少ないのに、行政、社会的な枷の方が大きい「コロナ自警団」たちの台頭■

お断りしておくが、被害が少ないとは飽く迄他国と比較して、という意味である。中国の「百度(パィドゥ)」あたりをみれば、武漢ではロックダウン解除ギリギリまで火葬場がフル稼働していたという情報もある。武漢市の火葬場はどこも一日に500人がリミットらしい。それが7カ所同市にはあるとのことだから、一日で3,500人は亡くなっていたことになる。勿論亡くなった人全員が新型コロナウイルスという訳でもないだろうが、たった数日で既に中国の当時の公式発表である「3,300人」を優に超えていたことになる。果たして中国の実際の死亡者数はどれぐらいか。

真相は闇の中だ。

そんな国と比較したら、という意味である。大勢の人達が亡くなった、戦後最大規模の伝染病であることに代わりがない。

「外出・接触8割減」のスローガンのもとはじまった、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐための「自粛」要請。市民社会はその要請に応じ、街は人通りが少なく閑散としており、閉ざされた店の入口には「一時休業」の貼り紙が目立つ。

現在のところ、政府や自治体から発信されているのは、あくまで「自粛要請」というお願いベースの申し出に過ぎないものである。そのお願いを聞き入れなかった者は、まるで社会の法秩序を逸脱した犯罪者・極悪人であるかのように見做され、市民社会から「リンチ」される。

恰も相互監視的な同調圧力によって、緊迫感と閉塞感が高まりつつある。

政府の自粛要請を受け入れない「不届者」を成敗せんと、正義の心に燃える連中はしばしば過激な暴力をともなうまでに制裁行為をエスカレートさせている。

新型コロナウイルスの感染拡大にともなう緊急事態宣言が出ている中、スポーツクラブが営業していることに腹をたて、入口を蹴って壊したとして男が逮捕された。(4月10日)こんなニュースが全国で目立って来た。

他方では「感染リスクが高い」と目されるような職業に従事する親を持つ子どもを学校に入れなかったり、感染者の個人情報を晒しあげて村八分にするかのような手段に訴え出たりといった、他者の人権を侵害しかねないような事例も見られるようになった。

最早世間は、緊急事態宣言に乗じて、いわば「コロナ自警団」「コロナ八分」が台頭する様相を呈してきている。

新型コロナウイルスの感染で亡くなる人は減らせても、経済的リスクの犠牲者を増やすことにもなりかねない。

既に倒産は全国で起き始めている。

「全てにおいて正しい決断」をしているわけではない。ある側面を守るために、別の側面を犠牲にするという「苦しい取捨選択」を連続して強いられていることを自分も含めた全国民が強く認識する必要がある。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(新型コロナウイルス始末記のシナリオ・了)


その1はコチラ

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