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2020年04月18日11:39

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姫様の事情、アップ用リメイク版21

休日の昼下がりである。千夏姫はジャージ姿でテレビを見ている。
他にする事はないのかと疑問に思う。
「ちわー、お届け物です」
うん?宅配便が届いた。ダンボールを開けると、みかん三十キロである。
ラジオの懸賞が当たったらしい。しかし、どないせいというのだ。
「おぉ、みかんの山だ」
千夏姫は浮かれているが三十キロは多い。ここは、千夏姫のセクシーボイスで売りに歩くか。
俺は頬をスリスリして考え込む。
「ぬぬぬ、よこしまな事を考えているな」
正解である。千夏姫に見抜かれてしまい俺はみかんを食べる事にした。
「美味しいな」
売るにはもったいないか……。
美穂にくれてやる事にした。普通にメッセージを送ると。
一時間もしないうちにやって来るのであった。
そして、いつの間にか座っていて、みかんを食べている。
「美味しいな……このみかん、半分くれ」
ま、よかろう。
俺が袋にみかんを詰めていると。
「腐ったみかんを一緒に入れておくと美味くなるのは本当か?」
あー。千夏姫が上目づかいで問うてくる。
何処から突っ込んだ方がいいかと難儀すな。
「腐ったみかんは普通に捨てろ」
今時、自分の事を腐ったみかんと言うヤツもおらんだろう。
「さて、美穂、帰っていいぞ」
しかし、美穂は普通少女るるるのコスプレを始めようとしている。
更に、スマホから魔法少女ベギラゴンのテーマを流してまったりし始める。
予想できた展開である。
「こやつも暇そうだのう」
千夏姫は呆れた様子で言う。
しかし、その姿はジャージ姿でテレビの前で横になっているのである。
要するに暇人そのものである。
そんな千夏姫は普通少女るるるの水着バージョンを美穂にリクエストしているようだ。
「水着か……」
体系に自信のない美穂はポリポリと頭をかく。
ま、次に来る時には完成しているだろうと思うのであった。

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