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2020年02月16日12:12

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狩野派 画壇を制した眼と手   出光美術館

この展示会 「Kano School 」と英文の副題がついている。狩野派の修行と言えばひたすら古典やお手本の模写。ここから巣立った人は数知れず。そういえば高知の絵金もそうだったっけ。

第1章 模写の先へ ―狩野探幽「臨画帖」と原図
まず模写の元になる絵が展示されている。その後に狩野探幽の「臨画帖」を見ると・・・上手すぎてコピー機のコピー!? 雪舟や牧谿、夏珪の絵が正確に描かれている。探幽という人は大御所だけど絵の修行も人一倍凄い。

第2章 正統をめぐって ─江戸狩野と京狩野
狩野派の家系図
フォト
少し下がったコーナーに展示されていた狩野探幽の「叭々鳥・小禽図屏風」。「狩野探幽によって、同家の画風が一変した」・・・確かにこの絵は余白が多く表現もシンプル。でも絵の奥に広がる空間を感じる。江戸狩野は瀟洒に、京狩野は濃密な画風ということか。
あとは
第3章 古画をみる ―期待される権威の眼
第4章 万能への道 ―やまと絵のレパートリー
第5章 鑑定の難題─現代へと続く問い

探幽って・・・と思ったのは長谷川等伯の「竹虎図屏風」を探幽は周文の作品と鑑定し補修までしていること。周文と等伯では時代も違うし探幽が間違うのは不自然。等伯の作品にしたくなかったではないかとのこと。う〜ん。
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