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2019年12月13日14:50

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全集・和本 57-59

蔵書紹介 雑誌・全集の部 57
「日本国語大辞典」小学館。13巻+別巻。2000年第2版。こちらも2代目。初代の20巻本は、学生時代に月1冊ずつ配本されたのを楽しみに読んでいた。現在は小学校の校長室に。こちらは、それほど熱心に読んだわけではないが、やはり必需の辞書。

蔵書紹介 雑誌・全集の部 58
「日本古典文学大辞典」岩波書店。6巻。83年1刷。古典文学に関する最大の辞典で、作品に関する記述も詳しい。有名作品は受容史など、もっと突っ込んで欲しいと思うところもある。後に明治書院の古典文学辞典を執筆する際、こちらにはない点を記そうと意識した。

蔵書紹介 雑誌・全集の部 59
「日本近代文学大事典」講談社。6巻。77年1刷。人名と事項で別れている。当時生きている方も取り上げられており、没年の情報などがないし、ウィキペディアで事足りることも少なくない。また、例えば作家の出身地など出典が記載されておらず、根拠が不明な記述が多い。

蔵書紹介 和本の部 57
室鳩巣「駿台雑話」。享保17年成立。5冊。タイトルは、駿河台で記した随筆、くらいの意味だが、問題は「読み」。本文の「駿台問答」には「しゅんたいもんどう」とある。当時の朱子学的な教訓の話が多く、大学入試に頻出。教科書を編集した際に参考にした(結局本書からは不採用)。

蔵書紹介 和本の部 58
倉鼠陳人録「甲越古状揃大全」巻末に嘉永四年、奥付は安政二年。手紙の書き方指南の書(寺子屋本)、フリがなつき。様々な書状を甲斐と越後の武将が書いたものと設定している。例えば最初の書状は、信玄誕生の際に今川家から祝いが贈られたときに信虎が書いた礼状とする。

蔵書紹介 和本の部 59
「山本勲功記」(写本)3冊。実録物、安永3年序。石川所蔵は巻9までで、総目録によれば前編が巻25まである(後編は不明)。「川中島戦記」と角書きがつくものの、以前紹介した「川中島実録」とは違い、勘助の出自から始まる。八戸市立図書館に同題名の写本があるが、未確認。


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