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2019年12月03日10:05

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全集46-50、和本45-47

蔵書紹介 雑誌・全集の部 46
渋沢敬三編「絵巻物による日本常民生活絵引」全五巻(第一巻は1984年新版初刷、85年2刷)、平凡社。定評のある「絵引」。須藤功写真、岡本信也著「写真で見る日本生活図引」全九巻(第一巻は89年初刷、90年3刷)、弘文堂。こちらは「図引」というより見て楽しい。

蔵書紹介 雑誌・全集の部 47
「日本古書通信」。同社刊、月刊。石川の所蔵は、86年1月号以降(継続中)。古書にまつわるエッセイ、古い書物の研究、古書店の目録など。甲府転居後、神保町へ足を運ぶ機会が減り、古書との関わりはこういった雑誌や、古書店・古書展の目録が中心となった。

蔵書紹介 雑誌・全集の部 48
「演劇界」演劇出版社。歌舞伎の舞台の写真や劇評、役者へのインタビューなどを掲載。石川の所蔵は1980年1月号以降(継続中)。月刊誌なので、劇評は公演終了後の掲載となり、読者が観劇に行く参考にならない。どうしても記録的な内容になるのは仕方ないが、近年読み応えのある劇評が減っているな。

蔵書紹介 雑誌・全集の部 49
手塚治虫「鉄腕アトム」カッパコミックス(光文社)、B5版、全32冊、月刊。第一巻は、1964年1月発行。子どもの頃兄弟で奪い合うように読んでいた。それらは散逸して数冊しか残っておらず、後にまとめて購入。表紙裏に北杜夫や谷川俊太郎などのエッセイが載る。

蔵書紹介 雑誌・全集の部 50
雑誌「遊」工作舎。1号(1971年)から10号は不定期刊。1001号(78年6月)から1038号は月刊。合併号を引き、増刊号を加えると50冊になる。大学生時代に8号を書店で見かけ、購入。松岡正剛の虜になった。その後、定期購読しつつバックナンバーを探した。

蔵書紹介 和本の部 45
「川中島実録」(写本)。元治元年筆写。中身は山本勘助一代記といってよい。晴信が勘助を召し抱えるところから、上杉と武田の関わりを中心に、川中島で討死するまでを5巻に記す(三冊に製本)。石川所蔵本と新潟市立図書館所蔵本を確認した。他のタイトルの写本があるかも。

蔵書紹介 和本の部 46
柳下亭種員訳・歌川芳員画「絵本甲越軍記」。合巻前編2冊(嘉永3年の序)、後編2冊(嘉永4年の序)。43番の同タイトルの読本をダイジェストにして草双紙に仕立てたため、「作」ではなく「訳」と記す。絵の周囲に、小さなひらがなで本文や台詞が書かれている。典型的な合巻。


蔵書紹介 和本の部 47
岳亭定岡集・歌川芳盛図「川中島両将軍記」(内題は「河中島両将軍記」)三冊。慶応2年の序。本のサイズや表紙は合巻と同じだが、中は、本文(漢字にはふりがな)と挿絵(キャプション付)が見開きで交互に記される。上杉より、勘助を含めた武田に関する描写が多い。


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