進まん

ぷるぷる、つくづく進まん。
あ、つまり詞ですよ、詞。
久しぶりに面白いのが書けそうと思ってね。
たぶん数週間くらい前から書いては捨てて、また書いて。
今日は雨だから、星はまたたいてない。
お弦ちゃんのことも、今日はまだ抱いてない。
否、午前に我が足元でくつろいでおったので、頬ずりやら何やらしてたら逃げられた。
逃げた女房が素敵すぎたあの人は行ってイッテしまった。
星になってしまわれた。
何てことを言いながら、やはり雲も多めな月夜がいいんだよ。
月見で一筆なんだよ。
「一筆啓上火の用心、こんち日柄もよいようで、あなたのお命もらいます。
ひとのお命いただくからは、いずれ私も地獄道。
メテに刃は握っていても、にわか仕込みの南無阿弥陀仏。
まずはこれまで、あらあらかしこ」
うん、たぶん合ってんな。
暗記だけがたよりだから、間違ってるかもしれんけどな。
しかし俺ぁやっぱし、仕置屋が一番好きだなぁ。
てまあこんな作文なら、わりかしスラスラ行くんだけどなぁ。
詞の作文だと、なかなかそうもゆかんのだよなぁ。
次に月と雲を見るまで、続きは浮き上がらんかもなぁ。